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異世界でスローライフ  作者: 火川蓮
第二章

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chapter12 謝罪

「ルアート――大丈夫?」


母上が心配そうに声をかけてきた。


「大丈夫です。ただ、少し気が抜けてしまって」


オレがそう返すと――母上はオレを抱き上げ、ぎゅっと抱きしめた。


「そう、良かった」


母上の安堵した表情に、オレも少しほっとする。


「母上、父上、ごめんなさい。壁を壊してしまって…」


そう告げると、両親は首をかしげた。


「壁を…壊した?」


「どういうことかしら?」


父上が言い、母上も首をかしげる。


「あそこ」


オレはヒビの入った場所を指さした。


二人は近づき、確認する。


「確かに、ヒビが入ってるわね」


「こんな小さな傷、よく気付けたね」


魔力で目を強化していたから、すぐにわかったのだ。


「気にしなくていいよ。これくらい、あとで大工に直してもらうから」


父上はそう言い、オレの頭を優しく撫でてくれた。

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