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chapter12 謝罪
「ルアート――大丈夫?」
母上が心配そうに声をかけてきた。
「大丈夫です。ただ、少し気が抜けてしまって」
オレがそう返すと――母上はオレを抱き上げ、ぎゅっと抱きしめた。
「そう、良かった」
母上の安堵した表情に、オレも少しほっとする。
「母上、父上、ごめんなさい。壁を壊してしまって…」
そう告げると、両親は首をかしげた。
「壁を…壊した?」
「どういうことかしら?」
父上が言い、母上も首をかしげる。
「あそこ」
オレはヒビの入った場所を指さした。
二人は近づき、確認する。
「確かに、ヒビが入ってるわね」
「こんな小さな傷、よく気付けたね」
魔力で目を強化していたから、すぐにわかったのだ。
「気にしなくていいよ。これくらい、あとで大工に直してもらうから」
父上はそう言い、オレの頭を優しく撫でてくれた。
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