表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真夏のハンコウ  作者: 天乃 雫
2/7

1章 -1話-

僕たちの通っている陽炎高校は3年前に開校された。その開講した理由は誰もが知っている4年前に起きた陽炎事件に関わっている。

この地域では夏は毎年あまり暑くはなっていなかったが、この年だけは40度を超える猛暑となった。そして事件は起きてしまった…。その日は一瞬、酷く陽炎が揺らめき目の前が見えなくなり、病院に搬送され亡くなられた方がその地域の8割を上回るくらいとなった。

この事件を忘れないようにするために、陽炎高校は造られることになった。そしてちょうどその1期生が高3になったので夏祭りを行うようだ。


-8月9日-

僕のクラスでは夏祭りは縁日を担当することとなった。

蒼 「 樹、お前は何の屋台にする? 」

樹 「 ん?何のこと? 」

どうやら樹は寝ていたようだ。はぁ、もう明日だと言うのに…。

蒼 「 明日開催される夏祭りの縁日についてだ 」

樹 「 例えば? 」

蒼 「 射的屋、飲食店、花火の3つだよ 」

樹 「 ふーん、だったら花火はやめた方が良いよ。射的にしよう 」

はぁ、またか…。樹はプログラミングが得意なのはまだ理解できるが、ある日から突然先読みをすることが出来るようになったのだ。その理由は僕にも当の本人にも分からない。ただ一つ言えることは『 花火を選んでは絶対にいけない 』ということだけだ。

蒼 「 そうか…、じゃあそうするか 」


こうして僕らは夏祭りに屋台で射的屋をすることとなった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ