叶わない恋
私は先輩に告白する。
この話はそんな私の1年後の姿かもしれません。
私は今、好きな人がいる。ひとつ上のサークルの同性の先輩だ。
先輩はとても可愛くて…優しくて…とても魅力的な人なのだ。こんな私にも優しくしてくれる本当に良い人。私はサークルを続けていくうちに惚れてしまったのだ。
今日は先輩が卒業してしまう日。私は告白する!今日が最後のチャンスなのだ。
私はLINEで先輩を呼び出した。
ちょっとお話したいことがあります…。お時間よろしいですか?…と。
先輩はOKしてくれた。
先輩が来てくれた。今、勇気をだして告白するんだ。
「○○ちゃん。お話ってなーに?」
私、勇気を出すんだ…
「実は…私、先輩のことが好きなんです。付き合ってください…!」
先輩はびっくりしている。
「…ありがとう。○○ちゃんにそう言って貰えるのはうれしい。でも私は東京に行っちゃう。遠くに行ったら○○ちゃんにもなかなか会えなくなるから…付き合えない。○○ちゃんにわざわざ東京に来てもらうのも申し訳ないし。ごめんね。でも気持ちは嬉しいよ。」
そう…だよね…。
「そうですよね…。私は先輩と付き合いたいです。でも先輩は東京に行く。これから沢山の素敵な出会いもきっとありますし…先輩は自分の人生や出会いを大切にしてください。告白して凄くスッキリしました。…卒業おめでとうございます……!!」
さようなら先輩。私は先輩と出会えて、先輩とサークルで同じ時間を過ごせて楽しかったです。嬉しかったです。ありがとうございました
まだ同性愛は世の中に理解されづらいです。
それでも私は告白する。同性の先輩に…
私の、自分の気持ちに区切りをつけたいのかもしれません。
フラれるかもしれない。それでも勇気をだして私は告白したいです。