第6話 ゴブリンの悲劇(残酷なので注意)
「それでは“ダンジョン創造”第2階層訓練場」
“ダンジョン創造”を使用すると第1層も少し揺れる。
『それでは、マスターさっそく第2階層に移動しましょう』
通常、この第1階層は歩いたら第2階層にあがる階段まで数か月はかかってしまう。
なので、ここは“ダンジョン魔法“の出番だ。
“ダンジョン魔法”を使えばダンジョン内であれば自由に転移することができる。
便利なものだ。
「“ダンジョン魔法“第2層転移」
“ダンジョン魔法“転移を使用すると一瞬で景色が変化する。
先ほどまでの美しい草原から、黒く禍々しく果ての見えない、どこまで続くかもわからない訓練場へと転移する。
なるほど、イメージ通りだ。
黒く禍々しい床、どこまでも続くかのような広さと高さ、空を覆う禍々しい雲。
これだけ広ければ、どんなに大きなモンスターでも入るだろう。
「知者さん、まずはどんなモンスターから召喚したらいい?」
『まずはゴブリン各種でよろしいのではないのでしょうか。
また戦う際には武器を用意した方がよろしいかと思います。
マスターの場合は剣術10ですので、剣を用意すればよろしいかと』
なるほど剣術だから、刀は使えないのかな。
「“創造魔法“ミスリルソード」
なるほど、これがミスリルか。
ほんの少し輝いているな。
まさにファンタジーだ。
この剣で、モンスターを切りつければ、いったいどんな悲鳴が聞けるのかな?
「“ダンジョン魔法“ゴブリン召喚、ランダム×1000」
“ダンジョン魔法“でゴブリン種を1000匹召喚すると、様々なゴブリンが召喚される。
子供のゴブリン、棍棒を持ったゴブリン、剣を持ったゴブリン、杖を持ったゴブリン、槍を持ったゴブリン、弓を持ったゴブリン、大きなゴブリン、祭祀のようなゴブリン、騎士のようなゴブリン、王様のようなゴブリンが現れる。
ゴブリン尽くしだ、まぁゴブリンごときに“鑑定“を使う価値もないだろう。
『それではマスター、ゴブリンどもを命令で動けなくしてください』
「そうだな。“ダンジョン魔法“命令、跪いて動くな」
これで、ゴブリンどもは動けまい。
さて、どう料理するかな。
とりあえず、近くにいたゴブリンの足をミスリルソードで貫く。
すると、足を疲れたゴブリンは痛みに絶叫する。
あぁ、これこそ私のしたかったことだ。
弱者をいたぶり支配する。
いま、このゴブリンたちの生死は私の手の中にある。
こんなに素晴らしいことがあるだろうか。
愉悦に美しい顔を不気味に歪ませるアリシア。
その、姿は淫靡で恐ろしい死神そのものである。
彼女の心は壊れている。
ゴブリンたちは、そう悟るのであった。
「さぁ、ゴブリンさん。どうしますか。このまま死ぬにはもったいないですよ」
さぁ、さぁとアリシアを剣を振り回し、ゴブリンたちに恐怖を与えていく。
「「「「「「グギャ……グギャァアアアアアア」」」」」」
ゴブリンたちは、なぜだ!なぜなんだ!王よ!と叫ぶ。
しかし彼女には、その声は届かない。
なぜならば、彼女は壊れているのだから。
「うふふふ、さぁゴブリンさんもうこんなものですか。
あなたたちは無価値に死んでいくのですよ。
なんと、悲しいことでしょうか。
悲しすぎて私、泣いてしまいそうです。」
彼女は、アリシアはそう言いながら、近くにいた子供のゴブリンの頭を足で何度も踏みつけ殺害する。
ゴブリンたちは、なんどもなぜなんだ王よ!なぜなんだ王よ!と叫ぶが、アリシアはゴブリンたちを遊びのように殺すのをやめない。
なぜならば、ゴブリンたちの悲痛な叫びは、嘆きは彼女アリシアにとって愉悦を得るためのBGMに過ぎないのだから。
アリシアは何度も何度もゴブリンを苦しめるように急所を外しながら、ゴブリンを痛めつけ、じわじわといたぶるようにゴブリンたちを殺していく。
ゴブリンたちの悲鳴がなくなるころには、すべてのゴブリンは死んでアイテムを残し消えていた。
『マスター、落ち着きましたか』
「あぁ、落ち着いたよ」
あぁ、楽しかった醜いゴブリンですら、これほどの愉悦を得られたのだ。
これが美しいものだったら、どうだろうか。
あぁ想像しただけで、濡れてくる。
ゴブリンなどという醜い存在では論外だが、美しい人型のモンスターや人種を犯したらどれだけ心は満たされるのだろうか。
あぁ、楽しみだ。
楽しみでしょうがない。
『落ち着いたのならばステータスを確認してください。』
「それでは、ステータスオープン」
名前:アリシア・ヴェルディアス
年齢:20歳
性別:女性
種族:ダンジョン生命体
職業:ダンジョンマスター
称号:サディスト、魔王
生命力:100000
魔法力:∞
攻撃力:120000
防御力:300000
魔攻力:1350000
魔防力:2000000
敏捷性:1500000
幸運値:2000
異能:強奪、能力統合進化、知者
ダンジョンスキル:ダンジョン創造、ダンジョン操作
スキル:剣術MAX、刀術63、槍術MAX、棒術30、弓術53、斧術32、投石12、
盾術19、体術76、料理33、体力回復(中)34、攻撃力強化(中)20、
防御力強化(小)MAX、隠蔽29、アイテムボックス50、限界突破69、
鑑定40、性技15、絶倫50、淫獣60、繁殖制御95
支配者34、王の威圧26
魔法:創造魔法、ダンジョン魔法(転移、命令)
火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、無属性魔法、
空間魔法、儀式魔法
これは、なかなかだろう。
これならば、侵入者に負けることはないだろう。
“剣術“”槍術“”防御力強化(小)”はMAXになっているがこれ以上、上がらないのだろうか。
それだと、今後手に入るスキルポイントがもったいないな。
『それならば、問題ありません。通常はスキルが100になりMAXになっても、特定の行動をしない限り、あらたなスキルに進化しませんが、マスターは能力統合進化の進化能力により、能力の進化が可能です。実行いたしますか?』
「あぁ、やってくれ」
『それでは、剣術MAXが剣法1に、槍術MAXが槍法1に、防御力強化(小)MAXが防御力強化(中)1に進化いたしました。』
「それでは確認の意味を込めて、ステータスオープン」
名前:アリシア・ヴェルディアス
年齢:20歳
性別:女性
種族:ダンジョン生命体
職業:ダンジョンマスター
称号:サディスト、魔王
生命力:100000
魔法力:∞
攻撃力:120000
防御力:300000
魔攻力:1350000
魔防力:2000000
敏捷性:1500000
幸運値:2000
異能:強奪、能力統合進化、知者
ダンジョンスキル:ダンジョン創造、ダンジョン操作
スキル:剣法1、刀術63、槍法1、棒術30、弓術53、斧術32、投石12、
盾術19、体術76、料理33、体力回復(中)34、攻撃力強化(中)20、
防御力強化(中)1、隠蔽29、アイテムボックス50、限界突破69、
鑑定40、性技15、絶倫50、淫獣60、繁殖制御95
支配者34、王の威圧26
魔法:創造魔法、ダンジョン魔法(転移、命令)
火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、無属性魔法、
空間魔法、儀式魔法
これからまだまだ、私は強くなれる。
あぁ、楽しみだ。
このくらいじゃミッドナイトノベルズ行きにならないはず