表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

小さくても舐めていたら痛い目見ますよ?

10年前神を5人殺した大罪人がいた。その大罪人は世界を震撼させ、神から奪った武器、炎帝・氷帝・風帝・雷帝・闇帝・を使い殺戮を繰り返した。それに手を焼いた当時の王は国民中、いや世界中の人間にある事を呼びかけた。




【大罪人を捕らえた者には貴族の地位を与える。大罪人が所持している武器も与えよう】




その言葉に多くの人間が大罪人に挑み、ある5人が大罪人を捕らえた。その5人は王から貴族の地位を与えられ、今では世界を支配していると言われる五大貴族となった。




十年後


五大貴族ツウィンクリ家は全当主が3年前に亡くなり、当時7歳であった養女が当主の座に就いた。他の貴族はツウィンクリ家の跡取りは幼く他の者が代わりに集会に来ると思っていた。だが当時7歳であった幼女は自身の横に年老いた執事とメイドを従え五大貴族の集会に現れた。



「皆様お初お目にかかります五大貴族が1つツウィンクリ家当主、エリザベス・ツウィンクリですわ」



ニッコリと年相応の笑顔を貴族達に見せた幼女はドレスの裾を優雅に上げ一礼してみせた。



「ダルシム家当主ゼノン・ダルシムだレディに先に挨拶させるなど紳士失格だな」



そう言って深々と頭を下げたのは、薄水色の髪に青い瞳の美青年、ダルシム家当主のゼノンだった。白を基調とした軍服を着ており冬の時期でも無いのにも関わらずマフラーや手袋を着用し、他の者より生地が分厚い物を着ていた。



「アディリシア家当主カルナ・アディリシアだよ、君可愛いね10年後が楽しみだな〜」



デレデレと鼻の下を伸ばしながらエリザベスの目の前に立ったのは白金の髪の毛先が緑がかっている翡翠色の瞳、他のものとは違う尖った耳をした青年、アディリシア家当主カルナ・アディリシア。どうやら女好きのようだ。



「まだ、十にも満たぬ幼子をナンパするとはお主そういう性癖の持ち主じゃったのか?」



カルナの首根っこを掴み溜息を吐いたのは東洋の独特の服に身を包んだ黒髪の紫闇の瞳の女性だった。



「儂は天浄院家当主天浄院九十九じゃ、そこのメイドと執事よ代役を立てても良かったのではないか?儂らのこれから行う事は全て血生臭いものなのだぞ?」



こんな幼子を連れてこなくても良かったのでは無いのか?と言う責めるような視線で九十九はメイドと執事を見据えた。



「九十九様良いのです。これから行う事も理解していますわ。10年前の大罪人を崇拝している謀反者を私達が始末しある物を破壊する、ですわよね?」



ニッコリと先程の笑みを崩さず一番奥にいる男に視線を向け、答えを促す。



「‥‥‥大正解だ、俺はヴィオーズ家当主シリウス・ヴィオーズだ。全員揃ったな話を始める」











































「で、何で僕達はこんな所に居るんだろうね。ね?ゼノン」



カルナは肩を落とし落ち込んでいる。



「うーん、それは任務だから仕方ないかな。僕ははぐれてしまったエリザベスちゃんが心配だな」



「おーい」



「儂もそれが一番心配じゃ‥‥シリウスどうする?」




「こいつら聞いてるのか?」




「やる事は1つださっさと謀反者を始末しあのガキを回収する」



ゼノン、九十九、シリウスはカルナの事はどうでも良いのだが、いかんせんはぐれてしまったエリザベスの事を心配していた。そして、周りにいる敵を見事に無視していた。




「てか、あのシリウスが人の事を心配するなんて‥‥槍でも降って来るんじゃない?」




「あのガキが神器を使いこなせていなければ死んだも同然だからだ、逆に神器を奪われたらこちらがまずいことになりかねん」



神器とは、かの大罪人が神から奪ったとされる武器である。神器を1つ所持していれば国1つを潰すことも可能と言われている。



「それに、謀反者達があれを使いこなせていたら面倒だしな」




「エリザベスちゃん大丈夫かな‥?」




「‥‥いい加減オレ達にも反応しろよ!!!」




時同じにしてエリザベスの所ではシリウス達と同様に敵に囲まれていた。



「へっ!こんな所にガキ1人で来るたぁそんなに死にたかったのかねぇ?」



下卑た笑い声がある部屋に反響する。エリザベスは複数の男達に捕まり椅子に縛られていた。あの老執事と老メイドは地面に倒れていた。身体には複数の傷が刻まれており絨毯が血で染められ息絶えていた。



「へへっ、まだガキだが綺麗な面してんじゃねえか、相手して貰おうかねぇ?」



男はいうや否やエリザベスの服をナイフで切り裂いた。それに、エリザベスは声を上げる事をしなかった。俯いているため表情を伺うこともできない。




「怖くて悲鳴もあげれねえか、そっちの方が都合がいい大人しく俺らの相手しとけば楽に殺してやるからな」




男はエリザベスの身体に触れた時ある事に気づいた。ドレスの下はボンテージのような際どいところだけを隠した服を着用していたのだ。その服装に興奮を示したが、その身体には全身にビッシリと彫られた真っ赤な刺青が彫られてあった。



「な、何だこれは」



さすがの男もその異常さに顔を青くしていた。何せ刺青とは大罪人の目印として彫られるもの。それも、身体中に刺青が彫られているという事はそれ程の罪を犯したという事である。男達が絶句しているとエリザベスは顔を上げた。



「ヒミツ、ですわ♪」



エリザベスはニッコリと年相応の笑みを浮かべた。その瞬間男達は悲鳴をあげる間もなく地面に伏した。エリザベスの指輪がキラリと光り、エリザベスを縛っている縄を切り裂いた。



「あーあ、折角の服がボロボロになってしまいましたわ‥‥」



エリザベスが肩を落とし溜息を吐くと、先程まで地面に倒れ、血だらけであった老執事と老メイドがにこやかにエリザベスの横に立っていた。



「お嬢様私ファウストが新しく作り直しますのでご心配には及びません」



「そうで御座いますドレスぐらいでしたらファウストが幾らでもお造りいたしますので」



「そうね、そうするわ。ファウスト帰ったら新しいものを作ってちょうだい」



「もちろんです」



3人が穏やかに会話をしていると照明が消え声が響いた。



「さすがは五大貴族と言うべきか?」



暗闇から姿を現したのは金の髪に赤眼の男。黒いコートを羽織りエリザベスに笑みを浮かべる。



「いや、こう呼ぶべきかな?」



男はエリザベスの目の前に立つと、急に跪きエリザベスの掌に唇を寄せた。



「我らが同朋にして女王」



《かつて神殺しを行った大罪人は、神を憎み魔の道に進んだ者達に女王と呼ばれていた》



「神殺しの大罪人シルヴィア!!」



《神殺しの大罪人シルヴィア、悪魔と契約し魔神器を創り出した女》

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ