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私の部下は犬、猫、うさぎ。  作者: 通りすがりの野良猫
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第1小隊、小隊陸曹との面談

各小隊には小隊長を補佐する陸曹の先任者がいます。

その小隊陸曹との面談です

次は第1小隊 の柏山1曹である。 しっかりされたご様子。

面接といいながら、こちらが面接されているような気持ちにされるくらいの貫禄すら感じる。

実は当年とって4年3ヶ月、人なら46歳と言うところ。

性格は生真面目、学習コースでも「百点とらないと講師に失礼」と言うような性分らしい。

実際、訓練コースではほとんどの過程でレコードホルダー。

添付の写真では、白くて少し痩せぎみのメスのミニうさぎさんであるから、外観ではわからないものだ。

他のうさぎさんとも、普段は仲良くできるが、自分の「信念」に関わる点は妥協しない芯の強さがある。

まるでうちの家内をうさぎさんにしたようなもんか。

「中隊長どの」

「何か?」

「この時間、昼間でも昨晩のお酒が匂ったりします。指揮官として如何なもんでしょう」

まるでうちの家内にしゃべらせたような話である。

「そう、、だな。以後慎むようにしよう。?」

「他に小隊陸曹としての意見は何かあるかな」


「私たちうさぎにしたら、あのわんわん、にゃーにゃーって騒ぎたてる方々にひけをとる点は全くございません。あの方々にはもう少し品位と言うものが必要と感じます。中隊長としてしっかりけじめをつけていただきたい次第です」

「よくわかった、中隊長としてしっかり他の小隊も掌握して指導していくのでよろしく頼みます。」

「はい、よろしくご指導のほどお願い致します」

とにこやかな笑顔を示すあたりに、ちょい怖さを感じる私であった

こうして、まず第1小隊から始めた面接は進んでいくが、やはり一番扱うのが厄介だったのが、、、。

「田中2士入ります。」

「来たな」

「田中2士、少しは慣れたか?」

「はい、まだ他の小隊の皆さんが怖いこともありますが、なんとか、頑張って行きます」

うーん、健気なお答え♪(^-^)。さすがにうちの子(^-^)。

と言うか〜、うちの家内のしつけの成果であるのは事実である。

なんといっても、うちでやっとるような甘えきった態度は、見せないだけの教育はうちの奴がちゃんとしているのは、うれしいもんである。

「帰ったらこっそり好物のドライマンゴーをあげよう♪」

完全に親バカモードの中隊長をあきれて見ている、先任の視線にも気づかぬ間抜けな中隊長様であった。


やはりなんだかんだいっても、うちの子には甘い、ダメダメ指揮官でありました(>_<)。

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