犬猫、うさぎさんが働く日(臨時混成訓練中隊前史その2)
防衛省が計画発表と同時に反対を表明された団体が2つ
ここでは、介護業界初め、日本社会に進出した犬猫、うさぎさんがどのような経過で防衛省でも働くようになったかを書いてみたい。
介護業界が犬猫、うさぎさんたちのお陰様で、なんとか人手不足を補うめどが着いた頃、これに目を着けたのが防衛省。
なかでも、陸上自衛隊である。若年層の減少は募集を限りなく困難にしたのと、業務そのものが以前より難しくなってきたことにある。
これは一番基本の普通科連隊の隊員を見れば分かりやすいかもしれない。
平成元年と平成31年の約30年間の普通科隊員の様子は様変わりしたのである。
防弾チョッキを身につけて、さらに様々なIT機器すら持たされて、任務自体も多様化、平成元年にはなかったくらい日常的な災害派遣等。
これを打開するため、犬猫、うさぎさんプラスロボットのシステムを陸上自衛隊に導入して、省力化を図ろうと言うのである。
この構想が世間に出た時、予想通り野党、万年野党が「動物の軍事利用は動物虐待」とレッテル張りを始めたのである。
「あなたのペットが徴兵される」はたまた「あなたのペットが人殺しになる」等、印象操作を繰り返し「なんでも反対」をいつものようにやった。
ところが公開討論会で犬猫、うさぎさんたちから「適切な待遇ならば協力する」との言葉が出て、大混乱するのである。
そう、この言葉が出るくらい、すでに彼らは、飼い主(すでに高齢者となっている人が三人に二人近いと一蓮托生の生活を送っており、彼らが納得できるレベルの生活の保証と安全安心な暮らしがあるなら、より高い報酬の提示に応募するのは当然と考えていたのてある。
また犬猫以上に過去、自分たちの安全保障に苦労したうさぎさんたちは、日本の安全イコール自分たちの安全ときちんと理解していたのである。
なんせ日本海の向こうの大陸側は「四足ならばテーブル以外は何でも食べる国」であり、またその小さな反日大好きな属国は「犬って美味しいよね」って国だと知っているのである。
反日あるいは、日本の権益を犯すことを長い目で行う国が近いところにある以上、日本社会を守るのは自分たちの安全確保の大前提と割りきっているのが判明したのである。
これにより万年無責任だった野党は、立場をなくし撤退するのであった。
またもう一つの反対は動物愛護団体であった。
大好きなな犬猫、うさぎさんが死ぬなんて、とこちらはもっともな主張をされた。
特に高齢者の場合、万が一「戦死」にでもなったらペットロスのダメージが大きすぎるとの、訴えはこれまた納得できる話であった。
そこで防衛省は「犬猫、うさぎは第一線には投入しない」「犬猫、うさぎはあくまでも探知、通信連絡、など間接的な業務につく」「あくまでも志願で隊員を募集」など後に「犬猫、うさぎさん3原則」(略して3原則) を公表、これに従い部隊を編成するとした。
そして陸上自衛隊にわが臨時混成訓練中隊が設置されることにつながるのである。
こうしてなんとか今に至るのである