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私の部下は犬、猫、うさぎ。  作者: 通りすがりの野良猫
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まずは部隊を掌握せねば

どうも、中隊編成をとるにも、犬猫、うさぎさんと種類別の編成がよさそうな雲行きです

私は臨時混成訓練中隊の指揮官である。部下には雌の猫や雄のうさぎ、はたまた去勢された犬などがいる。

人事調査票も賑やかだ。

犬(雑種)もあれば猫(元野良)、うさぎ(血統書参照)なんてのもある。

というかもう「人事調査票」なんて言葉が死語だ?

後、やたらとわんわんいうヤツやニャーニャーいうやつは良いとして、黙っている毛玉みたいな皆様とはどうコミュニケーションするかだな。


うさぎさんたちは犬猫とは小隊を分けて掌握するしかあるまい。何かやたら警戒しつつ、足をだんだんしてるのがいるし。あれが噂の足ダンってやつだな。

とりあえずはうさぎさん小隊は別の営内班にしないといけないようである。

そうしないとストレスで参っちゃうやつも出てくるだろうから

「先任、とりあえずうさぎさん小隊を第1小隊として順に面談して掌握して行こうか」

「そうですね犬猫はとりあえず第2、第3小隊としましょう。」

「それにしても中隊長、犬猫のライバル意識ってすごいもんだったんですね。」

「そうだな、俺も翻訳機で話すまでそこまでと思ってなかったがな。昔、犬と猫が戦争する映画があったのは納得だな。

後、やたら血統書つきなことを威張る猫や、トリミングで賞をもらったことを威張る犬やら、なんか人間みたいなとこあるやつもいるし、面白い。後、野良猫はやはりひとりぼっちで生きてきたから、プライド高いし箱入り娘として育った猫 とは折り合い悪そうだな。

「ところで中隊長、どうしてうさぎさんってうさぎだけさん付けなんですか?」

「あそこには家内が大事にしてるうちの子がいるんだ。俺より家内と長く暮らしたから、あちらの方が先任で、うちの家では俺より地位が高いんだ〜!」

先任曹長はこれにより中隊長の家庭での地位を納得した次第である。




中隊長と先任の先の見えない七転び八起きのはじまりです

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