第六話 近衛師団VS???
お待たせしました、続きをどうぞ。
とある御用邸
第三大隊は未知の生命体と接触した
「大隊長―あれは一体………」
そう聞きたいのはこっちだ。あれは一体何だ
鳥のような形をしているが七色に発光し、羽ばたかないのに飛んでいる。
大きさはツバメぐらいだが翼が大きい。とにかく地球のものではないことだけは明らかだった。大塚は警視庁の後ろに見え隠れするペンタゴンがなぜレベル5を出したのか悟った。
大塚は決断する
「対空射撃用意。各自自由射撃、ぶち落とせ!!」
至るところで射撃音があがる。
正門前にある軽戦闘車両のハンヴィーは屋根に搭載しているM2カービンをひっきりなしに撃つが虚空を切り裂くだけだった。
このままでは突破されてしまう。そんな不安にかられている時、新設された小隊から連絡が入る。「遅くなりました、全機飛ばせます。」「遅い、早く飛ばしてくれ」
「了解」との返事を聞くや否や、命令する。
「撃ち方止め、これよりドローンを使った作戦に切り替える。」
近衛隊に新しく増設されたドローン部隊である。
ドローンを使ったテロなどに対応するべくドローン捕獲網、捕獲網銃、銃などを装備している。まさにドローンキラーと言える代物である。そしてそれは生物にとっても十分に対象が可能だ。が、今回の相手には無力であった。
近衛師団第三大隊は謎の生命体に対してあまりにも無力であった。
2043年9/9 1時21分 謎の生命体は御用邸に侵入した。
ペンタゴン
「では敵意はないのだな」
「はい、御用邸に侵入した生命体は陛下の周りを飛んだ後、森の中に消えていきました」
陛下の前まで侵入を許した訳だが現状を顧みるととてもではないが処分を下す時間が無い。
事態が事態なだけあり表沙汰にもできない。
「そうか、後は捕獲だが………可能か?」
後藤の目はあらゆる方法を考えろと言っていた。しかし、それでも部下の片瀬は答えねばならなかった。
「大塚の報告を見ましたが現段階では困難と回答せねばなりません。熱源探知には引っかかるのに物理的な接触ができませんでした。」
それに、と片瀬は続ける。
「何よりも陛下がそれをお望みではありません。」
そう言うと片瀬は退室していく、その背中に後藤は言う。
「片瀬、陛下のご意向は結構だが我々は日本国の国益をまもる為にいることを忘れるな。」
「わかっていますよ。」
振り向かず片瀬は出ていった。
近衛師団所属の第3大隊は御用邸の警備中、突如現れた未知の生命体に遭遇した。
彼らは物体として存在しているにも関わらず干渉できないというこれまでの生物学的な常識だけでは推し量れないものだった。
後に精霊と呼ばれる彼らの生態はただ飛び回ること、これに尽きるが本来なら人の前に現れない彼らがなぜ御用邸にきたのかは未だ謎である。
中にある広大な自然に心を惹かれたのか、あるいは中にいる人に惹かれたのかそれは精霊のみ知ることである。
誤字脱字はすみません。今後も不定期更新となります。
これからもお酒は二十歳になってからをよろしくお願いします。