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スローライフなオーク村

よろしくお願いします

山間にある沼地の側にオーク一族の住まう集落が存在していた。


ただでさえ人里離れた険しい山に殊更深い茂みで覆われた森林をかき分けつ通過しなくてはいけないという場所に存在するものなのだから

常日頃山のふもとの平地で暮らすごく普通の村人の人間達がこの慎ましやかなオークの村を訪れるということは第一に考えてまずない。


しかし以前に数回はふもとからやや離れにある一際栄えた都会村の位置に点在した王室から

山間部に居住するモンスター討伐の任を請け負って派生された騎士団やら

懸賞金目当てに活動する傭兵団の連中達がやれ退治だと彼らの村に大勢と押し寄せたりするといった時期も時としてあり

その際は平和的に談笑し手ずからの山小屋で茶を入れてもてなすかはてはまたその手の交渉が穏便に進まなかったという場合には

致し方なく手加減はしたものの暴力の限りを尽くし返り討ちにしてやるという話もあったとかなかったとか。


まあそんなこんなで普段からのんびりなスローライフを過ごしつつあるオーク達ではあるが

今日はいつもとちょっと違う不思議なアクシデントが起きてしまったんだそうな。


「今日は山菜ときのこを採ってきておくれ」

「ん」


傍らにいる祖母オークにつかいを頼まれたのは木こりを営む青年のオークである。

肉体労働を営む彼は足腰が弱り神経痛に悩む祖母オークの代わりを引き受け出発することとなった。

男性オーク特有のその発達した逞しい二の腕や胸板とは釣り合わずなかなかに整った顔をしていた青年オークは

意外にも幼き頃共に散歩へと連れだってくれた祖母オークにより教えられたいくらかの薬草などの知識を理解していたので

申し訳ないとは思いつつも孫を信頼し祖母オークはその用事の一切を自らの孫に頼み込んだのである。


短く切り揃えられた赤の毛髪を逆立てに整え

その下からは多少きつめな印象はあるがりりしさを感じさせる切れ長な金色の瞳

そしてオーク族にしては異質であるスッとした美しい鼻に

やや幅広でうっすらと犬歯の覗く薄い唇

逞しい肉体を際立たせる日焼けした夕色の肌がそれらを縁取るように全身の皮膚を包み込んでいた。

(まあ要約するとブタみたいなブ男だらけのオーク一族の中では浮いていて

モロ人間の女が好みそうな外見をしてるっていうことですね

リネージュ2に出てくるイケメンオークのような感じで想像をして頂ければと思います)

こういう漫画描いてみてえなとか思ったけど絵書くのあんま得意じゃないので文字にしました。

続き物ですのでお気に召して頂けたら再びご愛読いただけると幸いでございます。

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