悪知恵狐の末路。 ポエム(詩)です。
悪賢い狐も
最後は結局
罠にかかって死ぬか
毒餌を食って死ぬか
さもなくば
病死するか
いずれにしても
どんな悪賢い狐だって
最後は
死ぬだけだ、
それが
生き物の運命だから。
悪賢くて
さんざん悪事を企んで
人?のいい他の動物たちを
だまくらかしては
甘い汁を吸って
うまうまと
世渡りしてきた悪狐。
でも
そんな世渡り上手の
悪狐も
所詮はただの生き物の宿命からは
逃れることはできないのさ。
どっかで
その狐の悪知恵よりも
もっと、上を行くような巧妙な罠に引っかかって
哀れ、自滅。
さもなければ
狐の嗅覚を紛らわすほどの巧妙な毒餌を
うっかり喰らってしまって
即,
天国(地獄?)行きなのさ。
巧妙なワナにもかからず
巧妙な毒餌も見抜いて
難を逃れたとしても
ある日病気で死んじまうか
あるいは
うっかり事故死か
さもなければ
老衰死か
いずれにしても
悪知恵で
うまく世渡りしてきた
悪狐といえども
最後は野垂れ死にで
おしまいなのさ。
幾ら悪知恵があったとしても
いくらうまく
世渡りしたとしても
死だけは
かわすことも
逃れることも
だますことも
できないのさ、
どんな悪知恵の
悪狐でも
いつか死んでゆく
末路を迎えるのさ、
それが
生き物の宿命だから。
どんな悪知恵を弄してみても
死だけは
だまくらかすことも
はぐらすことも
やり過ごすことも
できないからさ。