008 取り敢えず予定通り
もっともギルドに捜索に出向いた警邏とギルドの係員との会話は、警邏所長の思い描いていたものと違った。
理由は簡単で、ギルドに確認に寄こされた下っ端の警邏には逃げ出した男が町のテンピラと絡んだ可能性がある話や、全裸で逃げ回っている可能性がある話は伝えられていなかったからだ。
この種の上から下へ重要情報が伝えられず、結果として仕事が遅れる、しくじるはもうデフォルトだが、この場合に限って言えば逆に上手い方に転がった。警邏と係員の2人の会話は所長が事前に予測したような「全裸の文無しの男がギルドに来たか?」「はあ?我がギルドは変態には用がありません!」という生産性ゼロの会話に終わらなかったからだ。
「新規登録名簿を見せろ。」
ギルドの受付は、突然現れて高圧的に言い放った警邏に、こちらも不愛想に黙って名簿らしきものを出した。
警邏はページを繰る。それらしい変わった名前はない。
「結構多いな。」
「こんなモンすよ。」
警邏が犯罪捜査の過程で、このガラの悪い職場に来ることはよくある。受付自身もそのガラの悪いワールドの一部だ。言うなればサラ金会社の社員みたいなものである。だから警邏や城兵にいちいちビビる様な神経は持ち合わせていない。
そして問い合わせがあっても理由すら碌に聞かされないのにも慣れている。
何処の世界でもお上は、基本的にやらずぶったくりなのだ。
受付のヤル気がないのが丸分かりなぞんざいな答えに、ワールドの一部ではないが隣接業界ドップリの警邏の方も気にした様子もなく言った。
「借りていくぞ。」
ワールドどっぷりの方の受付は下っ端の警邏にビビる様な感性は持ち合わせていない。
彼は止めはしなかったものの不満な表情を隠そうともせず口を尖らせて言い返した。
「後でちゃんと返して下さいよ。ギルドマスターにも説明が必要なんですから。」
「分かってる。」
「何かあったんすか?」
訊ねられた警邏は「お前らとは関係ない!」と冷たく答えようとして少し考えた。
彼は詳しい事は何も知らされていない唯の下っ端だったが、この件では警邏以外にも王城詰めの城兵も動員されている大事なのは知っていた。
彼は親指で上を指して声を潜めた。
「…探している人間がいるらしい。」
案の定、受付の目が賢しげに光った。
情報はタダではない。内容とチクり方によってはちょっとした小遣い稼ぎぐらいにはなる。
「また、何か聞きにくるかも知れん。何かあれば知らせてくれ。」
稼ぎ口となれば話は別だ。
受付は一転して愛想良く答えた。
「あいよ。」
3日後、城側にはサトーで知られている海野が城を抜け出してから1週間後に、今度は死体との面会もないので、警邏事務所の所長の方が大臣の下に出向いて説明をしていた。
言うまでもなく、こちらが普通である。
「サトーが脱走した日から今までに28名の冒険者が新規に登録しています。」
警邏所長の言葉に大臣は「そうか」という風に軽く頷いた。
28という数値はそこそこに多い方だがそんな下々の話など彼には分からない。
「うち20名までは所在が確認されております。残る8名のうち2名は既に死亡届が出ており、5名は同じパーティで2週間の予定で周辺の魔獣狩りに出ているそうです。一応、周辺の森にも捜索隊を出しております。」
28という数字の大きさの意味は分かっていなかったが、大臣はバカではない。
彼はアタマの中で今の話を素早く暗算した。1名少ない。
「居場所が確認出来ない残る1名は?」
「アル・ニージゲンという男です。」
報告を受けた大臣は顔を僅かに顰めた。
アルという名もニージゲンという姓もよくある名前だ。それこそサトウ・タカシみたいなものである。
「人相は?」
「ギルドの受付は少なくとも20代過ぎで黒目、黒髪だった、様な気がするとは言ってます。似てはいます。」
「探せ。」
多くの隊が街中を捜して回ったが、冒険者アル・ニージゲンは見つからない。
更に1隊は宿を一軒づつ訪ね歩き、アル・ニージゲンという者はいないか聞いて回った。
最初に宿に聞き込みをしなかったのは、彼が金を持っているとは思わなかったからであるが、この新人冒険者アル・ニージゲン氏はギルドで登録料を払っている。どうやって手に入れたかは分からないが、多少なりとも金を持っていた、という事で今度は宿を回ったのだ。
宿屋の捜索で数人のアル・ニージゲン氏の宿泊が確認されたが、いずれも捜している彼ではないと判明した。
これらの調査には3日を要した。脱走から数えれば10日だ。
同時に町の外に出ている可能性を考慮して、念の為、各町を結ぶ駅馬車屋にも行き、乗車リストも押収したが、そこにもアル・ニージゲンの名はない。
各門には最初に問い合わせており、それらしき人間は見なかった旨、確認はしている。徒歩で城外へ出た線も薄い。
一応、アル・ニージゲンを探してはいるが、マトがアル・ニージゲンでいいのかの確信があるわけではない。その上、冒険者アル・ニージゲンも捕まらない。無関係なアル・ニージゲン氏は見付かるがそれらがマトでない事を調べるのだって人でも手間暇もかかる。
捜査は手詰まりになりつつあった。
海野の計画通りである。
だが、駅馬車屋からリストを押収して実に2週間程も経ったある日、捜査陣に光明が射した。
城兵の中でも市場辺りの警邏を担当しており、今回の捜索にはあまり関わっていなかった者が、押収された駅馬車の乗客名簿を偶然、目にして、気が付いた。
「ここに載ってるアンジエラ・タマスって、この前、死体で見つかったチンピラの連れじゃなかったか?ほら、市場の裏通りで仲間割れで喧嘩して全滅したっていうバカ。」
乗客名簿のアンジエラ・タマスの職業欄は冒険者となっている。乗客アンジエラ・タマス氏は冒険者ギルドの登録証を見せたという事だ。
町の路地裏で喧嘩の挙句、ボコボコになって事務所の死体安置所に未だ捨て置かれているヤツが何で駅馬車に乗っている?というのは城兵でなくとも誰でも思い付く当然の疑問で、彼らはすぐさま冒険者ギルドに急行した。
城兵が冒険者ギルドで全名簿をひっくり返して調べさせた結果、アンジエラ・タマスという名の登録者はこの町にEクラスで1人しかいない。
が、ここ数年、ギルドで仕事を受けた記録もなく、最近ギルドに顔も見せていないらしく、誰もどんな男かまでは記憶がない。
城兵達は今度は彼らチンピラ達が”仕事場”にしていたという市場に急行し、そこらのチンピラ数人を締め上げ、カスどものたまり場となっていたガラの悪い店を突き止めて、そこで聞き込みをした。正確には多人数で突如、店を取り囲んで急襲、そこに屯っていた連中を見境いなく殴りつけ、聞きたい話を吐き出させた。
その日、店にいた不運な彼らが、それまで飲み食いした分が空になるまで上から下から吐き出し、同時に少ない脳みそから知っているだけの全てを吐き出した結果、警邏からは町に巣食うゴミとして認識されていたアンジエラ・タマスというチンピラ君が、グレーな部分はあっても一応は合法的な職業である冒険者としても登録をしていたらしい事が分かった。
店に溜まっていた連中の(当初の)反抗的な態度を徹底的に改めさせ、普段はほぼ使用していない脳みそをフル活用させても尚且つ語彙能力の不足から上手く説明できない彼らから、アンジエラ・タマスの外見的特徴、そしてついでに人とナリを聞き出し、更にはウラをとる為に同じ話を複数人を半殺しにして吐かせるのに小半日程が使われた。
そして彼らは更に先日の駅馬車屋に戻り、アンジエラ・タマスとして駅馬車に乗り込んだ男の人相を聞き出した。流石に何の落ち度もない堅気の駅馬車屋ではお上らしい自然体で恫喝はしながらも、いきなり殴りつけたりはしていない。
その駅馬車屋の覚えていたアンジエラ・タマスらしい客は、先程、チンピラを締め上げて聞き出した人相とは全く違った。
最後に彼らはまたガラの悪い店に戻り、まだそこに残っていた不運というよりバカなチンピラの数人を、またもや特に理由もなく半殺しにして事務所に連行し、死体と面会させた。
そして連行されたチンピラの中の数人が、ほぼ腐りかけではあったが、寝ている4人のうちヘンテコな服を着ている男を指して、コイツがアンジエラ・タマスです、間違いないです、もう勘弁して下さい、と泣いてデカい方を漏らしながら訴えたのを見て、官憲は安物のスーツ姿というこちらでは有り得ない服装の腐乱死体をアンジエラ・タマスだと断定した。
警邏事務所の所長は大臣に報告に行った。
タカシ・サトーこと、海野隆人がいなくなってから既に1か月弱が経っていた。
「恐らく、勇者タカシ・サトーは何らかの手段でアンジエラ・タマスの冒険者登録証を入手して、駅馬車で場外へ出たものと思われます。」
何らかの方法、とは言ったものの殺して奪ったのだろうと所長は推測していたが、偉い人に確証のない事は言えないので少しボカして言った。だいたい、そこは今の論点ではない。
仕事のデキない上司ならここで「何らかの手段とはなんだ?」と無駄なツッコミを入れて、しかも「キチンと調べてから来い!」とかって無駄な命令まで下して部下を心身共に疲れさせた挙句に肝心の仕事は遅れる。
会社の売上高内訳のグラフを見せられて全体の3%しかない「その他」部分の詳細な内容説明を求め、咄嗟に答えられなかった部下に怒鳴り散らすタイプである。
が、仕事のデキる方の上司かつ町のゴミがどうして死体になったかに全く興味もなかった大臣はそんな阿呆ではなく、枝葉末節にカブりついたりせずにご下問を続けた。
「冒険者で確認出来ていないアル・ニージゲンとの関係は?」
「不明です。ただ冒険者ギルドで聞いたアル・ニージゲンの人相と、駅馬車屋の覚えていたアンジエラ・タマスの人相は似ています。黒目黒髪です。」
「駅馬車の行先は?」
「トクマーを経由して最終目的地はポートガリアです。」
大臣は顔を顰めた。国外に出てしまえば手が打てなくなる。
「ポートガリアに続く国境には、アル・ニージゲン若しくはアンジエラ・タマスを名乗る冒険者を足止めする様にと早馬を飛ばしてます。同時に別の者に駅馬車も追いかけさせていますが…」
ザンビーからポートガリアまでは馬車でおおよそ2週間前後の距離だ。海野が逃走してから既に1か月弱が経っており、ぶっちゃけ最早手遅れである。
そんな事は警邏所長は充分分かっていたが、何事もやったフリは重要だし、偉い人は物理も時間も超越した我田引水が得意だ。ここで「いやもう間に合わないっスよ」と説明したところで「何でそんな事が断言出来るんだ!お前、そんなに偉いのか!」と怒鳴られるだけなのが容易に予想で来ていた所長は、無駄と分かっていながら部下に追跡させていた。
幸いにして距離と時間の関係が全く計算出来ない程、大臣は間抜けではなかった。
が、彼は呟いた。
「間に合うか微妙な所か…。」
繰り返すが、もう1か月弱が経過しているから、微妙も何も今更追跡しても絶対追いつけない。
しかし、自分に都合の悪い事実は微妙な表現をしながらもあくまで認めない上の人の態度に、一方で予想通りであった所長は無駄と思いつつも追跡を出した自身の判断が正しかった事にホッとしながら提案を続けた。
「せめて途中のトクマーの部隊に宿泊所の名簿を調べさせますか?」
「アンジエラ何とかならともかく、アル・ニージゲンという名前の者がどれだけいると思ってる!それに、その名で泊ってるかも分からん!そもそも国境はともかく、国内のトクマーでは泊る客の身分など調べんしな。」
大臣の言葉に最初からそう思っていた所長も頷いた。
「でしょうな。それにポートガリアに向かったならトクマーにはもういないわけですし。……如何致しますか?」
大臣は悔しそうな顔で瞬間、考え込んだ。
その気持ちは所長もよく分かった。
彼も同じだからだ。
何も分からず突然命令されて追いかけていただけだが、取り逃した、というのは職業柄、悔しい。
スポーツ選手と違い、1回の負けも許されないのが何処の世界でも骨の髄まで染み込んだ警察の掟だ。
「ポートガリア近辺だけでなく、各地の国境検問所にも連絡を飛ばせ!……いや、これは私がやろう。」
如何に王城の警邏事務所長とはいえ、日本で言えば町の警察署長に過ぎない。よく言っても東京都内をテリトリーとする警視庁長官で、一箇所に捜査員を派遣するぐらいならともかく、各地に命令飛ばす権限も無ければ、そんな陣容も抱えていない。大臣自らが手配した方が早いのは、命令している途中で本人も気付いた。
そして、もう彼が町にいる可能性がほぼなくなった以上、実質的にザンビー市内を管轄する警邏所長の出番は終わっていた。
偉い人特有の偉そうな態度ではあったが人間としては悪くはない大臣は、疲れた様子で大臣用のゴージャスな椅子に沈み込み、捜索に注力はしたが残念ながら結果の出せなかった部下に、しかし叱り飛ばすこともなく逆に労いの言葉をかけた。
「よくやってくれた。誠にご苦労だった。」
「ハッ!」
結局、ポートガリアに繋がる国境検問所では両方の名前で国境を越えた者は確認されなかった。
もっとも城壁で囲まれた町と違い、国境は全体が城壁で覆われているわけではないから、これだけでは国外には出ていない証拠にはならない。この世界にはパスポートなどないから、何かあった時に入国審査証が必要という事もない。
問題の駅馬車は別隊が追い掛けたが、結局、終着点のポートガリアまで行っても捕まらず、ザンビーに戻ったと聞いて今度はザンビー方面まで逆走して漸く捕まえた。しかしながらアンジエラ・タマスらしき人物は途中のトクマーで降りたと聞かされ、ザンビーからポートガリアまで馬を飛ばし、挙句、ザンビーまで引き返すという長距離を駆け回った警邏は地団駄踏んだ。
その報告を受けて、遅まきながらトクマーでも捜索が行われたが、当然の事ながらアンジエラ・タマスもタカシ・サトーも影も形も見つからなかった。
例によってアル・ニージゲン氏は数人見つかったが、調査の結果、全員が捜している人物ではない事が判明した。これにも3日程がかかった。
海野が考えた、アル・ニージゲンという名前を使った攪乱はここでも地味に効いていた。
クリス・シーガイアという人物が捜査線上に上がる事もなかった。
トクマーの城兵達は、元々ザンビーの同僚達より更に事情に疎く、その上、彼らは彼らからすれば前情報も何もなくいきなり上から冒険者アンジエラ・タマス、アル・ニージゲン、タカシ・サトーを捜せとしか言われていなかった。だから、冒険者ギルドにも来たもののクリス・シーガイアに目を付けるどころか、冒険者ギルドで新規登録者名簿すら見なかった。
これもまた、上はいつでも「分かるだろ?」「何で自分で考えないんだ!」と言うが、下は前提となる情報が渡されていないから結果的に上が期待する様には動けない例の典型である。
言うなれば「ウォー〇ーを探せ!」みたいなものだ。
一見すると優し気な丸眼鏡姿の彼は、実は刑務所を脱走した重罪犯で市民の安全の為に即時捕縛が必要なので探しているわけだが、絵本にはそんな重い背景事情は一切書いてない。服装を見れば囚人と分かるだろ!という意見もあるだろうが子供には唯のファンキーかつ寝間着的な縞模様にしか見えない。
結果として子供達は何故か寝間着姿で町をうろついて雑踏に紛れている縞々の〇ォーリーさんを探しはするが、そんな切迫した事情があると思ってないので、見付からなければ「いなかった!」と簡単に本を放り出して別の遊びにいってしまう。
それに彼がただ一度、冒険者ギルドに顔を出してから既に1か月程が経っていたので、例えギルドで真剣に聞き込みをしてもクリス・シーガイア氏をキチンと覚えている者はいなかっただろう。
一方で大臣はすぐさま各地の国境検問所に急使を飛ばしていた。
急使は早い者で1週間程で検問所に到着したが、海野が城を出てからはこちらも既に1か月が経過していた。
そして各地からの報告の結果、最終的にアル・ニージゲンという平凡な名を持つ冒険者は、街道の検問を通った者だけでもその間に3人が国外に出ている事が分かった。
大臣以下、捜査陣は最後まで判断がつかなかったが、当然、全員が海野本人とは全く無関係な赤の他人である。
検問を通らず国外へ出た者の記録などは当然存在しないから不明だ。
王城はこの段階で公的には捜索を諦めざるを得なかった。
直接の捜査の殆どを担当した王都の警邏事務所長は、仕事は徒労に終わり、この件そのものでは特にいい事もなかったが、責任を取らされる事もなかった。見つからなかった咎を八つ当たり的に警邏事務所長にとらせても意味がない事が分かるぐらいには大臣は優秀で冷静だったからだ。
それどころか、通常は城兵の中でも武勇その他に特筆すべき点がないとして配属される事の多い城内の警邏一筋で兵としてはパッとしない履歴だった彼は、この一件で、それなりに優秀な実務者として大臣に覚えられ、後にザンビアナ全国の警邏を監督する次官にまで出世する。
自身のせいでもないのにある日突然、文字通りミッションインポッシブルを丸投げされ、当然上手くいかないのを当然とされずに1か月に渡り怒鳴り散らされた甲斐はあったのだ。
その気なく海野に情報を与えた人のいい侍女も、こちらは何の良い事も無かったが、そもそも本件の関係者とは見做されず、何のお咎めも受けなかった。
が、海野の見張り役をしていた城兵は、海野の予想通りタダでは済まなかった。
彼は、流石に故意に逃したという嫌疑は直ぐ晴れたものの、海野が脱走した当日から今迄、地下牢に拘束されていた。
誰も彼が脱走に手を貸したとまでは思っていなかったが、上が激怒しているのもよく知っていた。なので巻き込まれるのを恐れて彼を庇ってくれる、あるいは彼が無実である事を上層部に強く主張してくれる者も誰一人いなかった為に、そのまま忘れ去られる様な形で地下牢に放り込まれていたのだ。
同僚達も彼の事は無論、完全には忘れてはいなかったが、勇者探索の重要任務で忙しくしている間は当然忘れていたし、時折思い出しても余計な厄ネタに首を突っ込む者はいなかったのだ。
そして海野の追跡が実質的に放棄された日より更に数日後に、最後辺りの残務処理と一緒に思い出され、漸く拘束は解かれ、地下牢からも出された。
だが、過酷な環境の地下牢よりヨロヨロと這い出て来たものの、そのまま職も解かれ、皆に余計な仕事を提供した大バカ者として町からも叩き出された。
彼がその後どうなったのかは誰も知らない。
けれど、上の人の八つ当たりで処刑も処罰も無かった事だけが、この世界でにおいては、せめてもの救いだった。
大捜査線の話は取り敢えずここまでです。




