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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 天の章 47~48 タケミカヅチノミコトの天啓


タケミカヅチノミコトの天啓


47

 ベルセラは幸福感の余韻よいんひたっていて、カンデンとキンタが、座っている後ろで、八拍子はちはくしゅを打ったことにも気づかなかったほどだ。


 二人に気が付いたベルセラは上気じようきした顔で、目に涙を浮かべていた。


「先生。私、私。今、最高に幸せです。さっき、身体に何が、起こったのか?」ベルセラは感極まった表情をして絶句ぜっくした。


「身体の中心から頭の天辺てっぺんまでが一つにつながったと思ったら、あたたかいモノが身体の中から吹き出して。そしたら、はるか彼方かなた宇宙そらから、そこに何かが降りてきて、私の身体に入ってきたんです。そしたら、今までにないくらい幸せな気持ちになって。」そこでまたベルセラは絶句ぜっくした。


「先生あれは一体、何ですか。見せてもらった3Dと何か関係あるのでしょうか?」それに対してカンデンは答えた。


「今朝、君に見せたのは、アスラの戦士、コムロ殿が神憑って、舞を踊っているときの映像だよ。たしかな事は分からないが、私のコッポの師ボーア先生のいうところによると、あれは、剣の神『タケミカヅチノミコト』が降りて来られたに違いないとおっしゃっていたな。」カンデンは話を続けた。


「君に起こったことは、私にも良く分からない。おそらく『タケミカヅツノミコト』からもたらされた天啓ではないかと思う。これから君が修行の結果と、君自身の資質と、今回の稀有けうな体験を生かして、君が何を達成するかが、これから私も楽しみだよ。」


48 

 カンデンはベルセラを前に言葉を続けた。


「君はもう我々にとって、他の流派からのお客ではない、それが今回の事ではっきりした。君は我々と同じコッポの正式な伝承者の一人だ。そして、それが2人から3人になったことにより、みんなのジンウが立体的に共鳴することになった。それを今日、今、私も実感した。その影響が、どれほどに大きくなるか想像も出来ない。恐ろしいと感じるくらいだ。」


 カンデンは今回、自分が確信したことを言葉にした。


「ジンウの力は微生物がワインをかもすのと同じみなもとから生じる、それは極々、小さな力だ。しかしそれは我々、生物だけではなく、宇宙にあまねく満ちている。そして、それは神の力と同一だ。その具現化したものが、剣の神『タケミカヅチノミコト』であり、そこからもたらされた天啓が我々のジンウに立体的に共鳴したとしたら、それは奇跡と呼んでもかまわないのじゃないか。」


 そう言ってカンデンは、キンタとベルセラの目を見て、右手を差し出した。キンタもベルセラも右手を同じように差し出したので、カンデンはてのひらを合わせて、下から左手のてのひらを添えて「これからも三人でコッポの修行に邁進しよう。」と宣言して三人は「オー。」と声を合わせて、気勢をあげた


 この三人のやり取りを前にしたアシナシ様(YWC2)は沈黙したまま、コムロの映像を流し続けていた。


 かたわらにいたPE57Qは、この三人が良いチームになったと感じていた。そしてこのチームが末永く続くだろうと、また自由思考していた。


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