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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 天の章 41~42 ベルセラの満身創痍


ベルセラの満身創痍まんしんそうい


41

 ベルセラは9時の朝食までに、全力で千回以上、素振りをして、その結果、朝食の食卓でスプーンをまともに握れないで、鷲掴わしづかみにしてスープを飲み干し、フォークもまともに握れずに、鷲掴わしづかみにして、ベーコンエッグとサラダを食べる羽目はめになった。


 筋肉痛でまともに腕をあげられなくなっていた。


 先生もキンタもベルセラの行儀の悪さを指摘するでもなく、普通に食事をしていたが、食事の片付けと、皿洗いをする時は、ベルセラが手伝おうとすると「今日は手伝わなくていいから、しばらく休憩すると良い。」と二人に言われたので、その言葉に素直に従った。 


 手伝ったところで、両腕が痛むせいで、食器を落として割るのが関の山だっただろう。


 ベルセラは知らぬことだが、当たり前に食事の用意をして、食事をして、その後片付けをしているカンデンとキンタは、すでにベルセラの二倍以上、木剣での素振りをした上で、日常のルーティンをこなしている。


 カンデンとキンタはバサラバートに戻ってからも、一日に1万回の素振りを欠かしたことはない。素振りの基本練習を午前中にこなしてから、午後は応用の技を鍛錬たんれんするのが、二人のいつもの練習メニューだった。


42

 ベルセラは昼食の時も酷い有様だった。昼は鴨の燻製肉を手で裂いてマヨネーズで和えたものをはさんだサンドイッチだったが、筋肉痛でうまく手で持ち上げる事が出来ずに、皿に食いつくようにして昼食を食べることになった。


 その様子をみてキンタが「お昼の片付けはやっておくから、無理はしないで、少し休んでから素振りをしたら。」と言われて、それを聞いたベルセラは居間のソファーに倒れこんだ。


 一時間ちかく休憩してから、素振りを再開したのだが、その日、ベルセラは、八千回余り素振りを繰り返したところで、腕が上がらなくなり、そこで鍛錬たんれん断念だんねんすることになった。


 夕食はゴロゴロ、野菜が入っているベーコンのポトフと、ライ麦パンだったが、例のごとくベルセラは皿に、食いつくようにして食事を済ませた。


 居間のソファーに倒れこんでいるベルセラに、食事の片付けを終えた先生は、パイプ煙草をくゆらせながら、バスタブにバスソルトを入れて、ぬるめの湯をはって、肩まで入ってゆっくり浸かりなさいと言ったので、ベルセラはその言葉に従って、長湯に浸かってから、早めに床に就いた。

   

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