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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章 13~14 カンデン、宴会に出る


カンデン、宴会に出る


13

 白い合わせを着た娘たちは、平たい平鉢をいくつかもってきてカンデン一行の前に置いた。杏子あんずの干物と、干し栗と、貝の干物が、盛られている。ダイはカンデン一行にそれを勧めた。それが済むと娘達は火のついた燭壺を使って、持ってきた木の枝の束に火をつけて、石の炉の中で火を焚き始めた。  


 そして大きな清水の入った土器を二人で抱えてきてその真ん中に据えた。


 カンデンとキンタの椀の中の酒が減ると、娘達は代わるがわる瓢箪の酒を継ぎ足してゆく。


 そのかたわらでは、竹を編んだ籠に、根菜と葉菜、シカ肉と熊肉の燻製、芋や干し栗、貝の干物を入れて、並べてゆく。


 そうしているうちに土器の中で湯が沸き始めた。娘たちは籠の中身をどんどん入れてゆく。貝の干物、薄く切ったシカ肉の燻製と熊肉の燻製を順に入れ、さらに大きな鉢に盛られたシシ肉をもってきて、それも土器の中に入れ焚き始めた。芋と根菜を切ったものと栗の干物を入れ、最後に刻んだ葉菜を入れ、葉に盛られた塩を入れて、味を付けた後で、瓢箪ひょうたんから酒を土器に注いだ。


 木の枝が燃えて炎が消えて、熾火おきび(木材が燃えて、炎が消えて炭火のように燃えること)になると、内臓を取った川魚に串を打ったものを熾火おきびのまわりの灰に刺して、あぶり始めた。


14

 一通りの調理が終わったところで、カンデン一行のまわりに、沢山の男たちが狼の敷物をしいて、座り始めた、めいめいが平たい鉢と、汁物を入れる鉢と、酒の鉢をもってきて、娘たちは、男たちの鉢に次々と酒を注いでゆく。


 その間に、土器の中のシシ汁が出来たようだ、魚の焼ける香ばしい匂いと、シシ汁の良い匂いがしてきた。


 娘たちはカンデン一行の前に、土器のシシ汁を入れた椀を置く、娘たちは男達の椀にも、木の杓子しゃくしでシシ汁を入れて、配り始めた。


 男たちにシシ汁と、酒がいきわたったところで、酒の入った鉢を持って、ダイが立ち上がり、一堂に声をかける。一同はダイに続いて、酒の椀を両手で差し上げ、椀の酒を一斉に飲んだ。それからは東の民がウタ―と呼ぶ宴会が始まった。


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