銀河騎士隆盛記 零 天の章 27~28 コイン・トス
コイン・トス
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今朝、作ったパンケーキも天然の小麦粉と、玉子と、イースト菌と、バターと、牛乳で作った。
マヨネーズだけは玉子と、植物油と、塩と、植物酢に、グルタミン酸ナトリウムという合成調味料を使って作った。
豚のベーコンは、ファクトリー(銀河連邦公社)のコンビニエンスストアーで売られている、カットしたパッケージのものではなく、わざわざブロックのものを取り寄せて、それを自分で切ったものだし、玉子と、牛乳と、レタスはファクトリー(銀河連邦公社)が出資した大型小売店チェーンで買ってきたもの
だ。
そこそこ大きな屋敷を借り受けるにあたって、カンデンとキンタは家政婦を雇うかどうかで話し合ったが、PE57Qの手を借りて、三人で力を合わせて、食事の用意も含めた生活全般のルーティンを、こなして行こうということに決まったから、サンマナでの生活でそうだったように、自分の面倒は自分で見るという生活を、続けてゆくつもりだったが、そこに女性のベルセラが加わるとどうなるのか、少し心配だなとカンデンは思った。
カンデンがパンケーキサンドを一つ残したので、キンタとベルセラの二人が、パンケーキサンドの所有権をめぐって、言い争っていたのだが、PE57Qが二人の間に入って、それならコイントスで決めたらどうですか?と助け舟を出した。
真剣なコイントス勝負で、キンタが飛ばした0.5クレジット硬貨の、表の目を言い当てたのはベルセラの方だった。ベルセラは歓喜し、キンタは涙をのんだ。
キンタがやっていたイオン噴出スカート整備もあらかた終わったので、ベルセラが加わった一行は、格納庫の自動扉を閉めてセキュリティをかけて、イオノクラフトに乗り込んで屋敷に戻ることにした。
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屋敷に戻って、ベルセラが、イオノクラフトから降りると、カンデンの指示でPE57Qが部屋まで案内してくれた。
ベルセラの為に、いくつかあるメイド用の居室の一つを、カンデンとキンタとPE57Qで手分けして、掃除と片付けは、済ませておいてくれたようなののだが、寝具とシーツまでは荷解きしてしてなかったので、ベルセラは自分で居室のベットメイクをすることになった。
メイド室だったと聞いていたのに、部屋の中には作り付けのウォークインクローゼットがあって、鏡台と机がならんで置いてあって、セミダブルの大きなベットがあって、個人用の、清潔な、洗面台と一体の浴室と、トイレがあって、ベルセラとしては申し分のない待遇だった。ジンウ寺院の宿坊の女性用の居室と比べても、雲泥の差だった。
ベットのうえに腰かけていると、部屋のドアをノックする音が聞こえたので、ベルセラがドアをあけると、ベットメイクと荷物の片付け(とは言ってもズタ袋をクローゼットに放り込んだだけだが。)が終わったのを見越して、屋敷の案内をカンデンから頼まれたPE57Qがドアの前に立っていた。
屋敷の中には小規模な舞踏会くらいには使えそうな大ホールと、それよりかは、やや狭い小ホールがあって、案内してくれたPE57Qの話のよると、カンデンとキンタはそこと、高い塀で囲まれた屋敷の庭で、鍛錬をしているということだった。




