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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 天の章 21~22 女騎士ベルセラ


女騎士ベルセラ


21

 バサラバートの首都エリアの郊外にある、宇宙港の近くに、カンデン一門が住んでいる、カンデンが借り受けた、亡くなった元老院の議員の屋敷がある。


 そこからブルーノーズ号が停泊している小中星間航行船のドックまでは、イオノクラフトで飛ぶと20分くらいの距離だ。


 朝食を済ませて、キンタが運転する中古の、イオノクラフトの後部席に、カンデンとPE57Qは乗りこみ、ベルセラを迎えに、連絡があった時間よりかなり早めに、ドックに向かった。


 航空機航行で屋敷を出て、想定空路(イオノクラフトのための空路で、その軌道も、制限速度の表示も、標識も、イオのクラフトのフロントガラスに、ホログラムが映し出されるだけで実際には、その空間にはなにもない。)の集合口に入って、中高(想定空路は三層に分かれていて、下から、低高、中高、高高と、があり、制限速度は高度が高い方が早くなる。)の想定空路を時速60キロメルトで車両航行をすると、ドックの下降出口には、すぐに着いた。


 高度を少し下げてからドックの上空を航行航行で飛んで、ブルーノーズ号の上につけて、キンタはゆるゆると機体を降下させ、格納庫の前の広い港湾道路にイオのクラフトを着陸させた。


22

 格納庫の大きな扉の前に、銀河騎士の正装をして、左腰に光線剣を吊るした、若い女性が、茶色のズタ袋を下げてこちらを向いた姿が、カンデン一行の目に止まった。


 カンデンとキンタとPE57Qがイオノクラフトを降りると、その騎士はカンデンの元まで歩いてきて、ズタ袋を肩からおろして道路に置き、カンデンの足元でひざまずいた。


「初めてお目通りします。ズウカイル老師の末弟まっていのベルセラと申します。カンデンさま、未熟者ですがご指導、よろしくお願いします。」と口上を述べた。


「そう改まなくても良い。カンデンと呼び捨てにしてくれで構わない。長旅、ご苦労だった。」そうカンデンは言い、立つように促すと「いえ、旅はしておりません。ジンウ寺院の孤児達の指導のために、寺院の宿坊に詰めていました。」ベルセラは立ち上がりながら、そう言った。


 立ち上がった彼女の顔を、改めて見たカンデンは驚いた。ベルセラは小柄だが、黒い瞳で黒髪の、りんとした顔立ちが目を引く、美人だった。


 カンデンはベルセラにキンタとPE57Qを紹介した。キンタはカンデンよりもっとドギマギしていたようで、握手をしたキンタはベルセラのズタ袋を、すかさずあずかって、イオノクラフトのトランクに乗せていた。


 カンデンはPE57Qに、照れ隠しで、サンマナの言葉で「カネノカタ、彼女に船の中を案内してくれ。」と言うと、それを聞いたベルセラは「カ・ネ・ノ・カ・タ、とは何のことですが?聞いたことのない言葉ですが、どこの言葉ですか?どういう意味があるのでしょうか?」と聞くので、カンデンは余計な説明をすることになった。


「カネノカタとはアスラの現地語で、金属で出来た身体の人という意味だそうだ。アスラの現地語を使ったのは、慣れて癖になっているからだ。他意はないよ。」と照れ隠しの言い訳をした。


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