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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 天の章 15~16 キンタ、開眼す


キンタ、開眼す


15

 この試合の直後、突然「そうか分かったぞ、そうか、そういうことだったんだ。」とキンタが歓喜の声をあげていた。


 カンデンには予感があった。この試合の一日ほど前、カンデンは、キンタに一つの口訣くけつさずけていた。それは「自らの姿を、頭の上から真下に見下ろして見てみろ。」というものだった。


 それは、自分自身を俯瞰ふかんして見る必要があるとさとして、ちょっとした気づきに至らないキンタが、イチノタチの極意のギリギリの域まで達していることを見切っての言葉だったのだ。


 カンデンがキンタの方を見て、彼の目をまっすぐに見たとき、キンタはガッツポーズをして見せた。


 キンタが、この試合を見て、イチノタチの極意ごくいに気づいたことをカンデンは確信した。


 騎士団長ドレフィスのいさぎよい姿と、キンタの気づきのの二つが、この試合をして得た、二つの大きな糧であった。


 この時、二人の姿を不思議そうに見つめる視線に、カンデンは気づかなかった。それは、10人のジンウ長老会の中で、一番、末席まっせきのズーカイル老師であった。


16

 カイゼル老師は悪態あくたいを付いた挙句あげく、ドレフィスをともなって、最初に演武場を先頭になって後にした。他の長老達と同様に演武場を去ろうとしたとき、ふと振り返った時、カンデンがキンタを一瞥いちべつした後に、キンタがガッツポーズをしている姿が、ズウカイル老師の目に偶然、映ったのだった。


 この二人の間に何があるのだろうと、不思議に思ったのをきっかけにして、今まで全然、興味がなかったカンデンに、ズーカイル老師は関心を抱いたのだ。


 ズーカイル老師は、さっきの立ち合いを思い出していた、


 轟音を放つ程に早かったカンデンのトーウの動きには、確かに目を見張るものがあった。しかし、そのあとの額への打ち込みは、少しドレフィスの打ち込みより遅れたような気がした。それなのにカンデンのトーウはドレフィスのトーウを見事にはじいた。それがズーカイル老師には不可解に見えた。


 まさにガイゼル老師の、どんな魔術を使ったのだ。という言葉は言いえて妙であった。


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