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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 天の章(帰還編)6~7 循環ポンプのメンテナンス


循環ポンプのメンテナンス


6 

 一日がかりで、船内の点検をやっと終えたと思ったら、二系統ある水ポンプが両方供、故障ということで、交換部品や作業のための工具や治具じぐを夜遅くまで準備して、ひと眠りしたと思ったら、次の日は朝からポンプのメンテナンス。


 ろくに食事の用意も出来なかったので、残っていた保存用のビスケットブロックと味が薄くて、歯ごたえのない、ミートローフと、野菜のパテを、包装フィルムを破って直接、口から食べ、水筒から、精製水を飲み、休憩はほとんど無しで、早朝から8時間、ぶっとうしで作業した後で、キンタに、これでは、なんでも屋だなとカンデンが言うと、キンタは苦笑しながら顔と手の汚れを、作業用のウエスできとっていた。


 カンデンは、サンマナの近くで、入ったことのある温泉に、また入りたい気分だったが、狭い船内のシャワーで身体を洗うのが精一杯だった。


 自動で水の浄化作業をしている間に、堅いベットによこになり、二人が一休みしていると、様子を見に来たのかPE57Qが来て「ご苦労様。」と言った。


 そちらの作業はどうだとカンデンが聞くと40パーセントくらいは済みましたとPE57Qが言っていたので、暇があるのが分かった二人は、昼寝をすることにした。


 カンデンは二時間ほどで目が覚め、狭い食堂ホールをまたいで、キンタの方を見ると彼は、まだ寝ているようだったので、個人ロッカーからオイルライターと口の空いた、官製品の、古い紙巻煙草の箱から一本、煙草を取り出して、食堂の丸椅子に腰かけて一服することにした。


 安物の辛くてきつい煙草の煙を吸い込んで、思わずむせてしまったが、久しぶりに吸う煙草はとても旨かった。


 くねくねと立ち昇る紫の煙を眺めながら、カンデンはこの二年の出来事を思い返していた。


 漂流した船から、脱出して森の中を彷徨って、水が尽きたとき、ほんとうに途方に暮れた。そこにラケアが現れて、その現地人の少年に命を助けてもらい、コムロに出会い、コッポのことを知り、族長のダイに迎えられ、コッポの師、ボーアの元で実りの多い修行をし、本当に幸運だったなと、カンデンは心のそこから思った。


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