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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(キンタの新しい技編)1~2 キンタの凄い技


キンタの凄い技


 キンタとカンデンが仮住まいしている古いヤシキ(竪穴式住居)のそばで、二人が思いおもいの場所で、かしのトーウの素振りをしているところに、久しぶりに老師ボーアが訪れた。


 これはカンデンがキンタに後で聞いた話なのだが、老師ボーアがたずねて来た時、キンタは自分の懸念けねんについて老師に相談したという。その時はたまたま、PE57Qが近くに居たので、PE57Qを介して、キンタはいまだにイチノタチの真髄しんずいをつかむことが出来ない悩みを,老師に打ち明けた。 


 それに対して老師は、カンデンはどのように指導をしてるか聞いた。キンタが師からは、自然の移ろいや、自然の動きにも、気を配り、時には真刀を振り、神経をぎ澄ませと言われていると答えると、老師は相好そうごうを崩して「そうか、そうか、カンデンがのう。」と我が意を得たりという顔をして喜び、上機嫌でキンタに「技を突き詰めるのも良い。じゃがそればかりに気を取られていてもつまらぬ。どうじゃキンタよ、ワシがおまえにも公題を授けよう。」


「創意工夫して自らの新しい技を考えてみよ。」そういって、イチノタチの奥義については一言も話さず、カンデンの鍛錬している小さな沢の方へ、すたすたと歩み去っていたので、キンタは肩透かしをくらったようで、がっかりしたという。


 そんなことがあってひと月過ぎたころに、いつものようにカンデンはキンタに竹のトーウによる立ち合いを挑んだ。


 カンデンは青眼に構え、キンタが間合いを詰めてくるのをはかっていた。キンタは青眼せいがんの構えから、上段に構えを移し、ジリジリと間合いを詰めてきた。


 するとキンタはトーウの打ち込みが届く間合いに、詰める寸前で、いきなりトーウを打ち込んできた。カンデンはキンタのトーウの切っ先を見切って,寸でのところでそれを交わしたが、キンタのトーウの切っ先は、ビュンと風切り音を生じて唐突に跳ね返ってきたのである。


 カンデンはその刹那せつな、後ろに飛びずさり、身体をらしていた。それはキンタのトーウの切っ先の風切り音を、耳にした瞬間、頭で考えるよりも前に身体が反応した結果であった。


 キンタのトーウの切っ先はカンデンの顎をかすめた。


 カンデンはキンタのトーウの切っ先が跳ね返ってきた刹那せつな、キンタが右足を半歩、踏み込んでいたことを見逃さなかった。


 光線剣での真剣勝負ならあごを二つに切り裂かれていたかも知れなかった。


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