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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛期 零 宙の章 9~10 最後の制動と大気圏突入


最後の制動と大気圏突入


 ブルーノーズ号がヒノ恒星系、第4惑星マルスの軌道を超え、いよいよ到達目標の、第3惑星アスラへ近づいたので、アスラへの大気圏突入に備えて、船体の180度、回頭を行い、イオン推進による制動が始まった。


 制動の衝撃に備えて、カンデンとキンタは操縦席に、PE57Qは管制官席に、詰めていた。YWC2は操縦席の中央の鎮座部に座して、船の端末と接続結合し、本来の任務である航行制御の補助に当たっていた。


 船が十分、減速したところで、制動を停止して、船を180度、回頭させ、再び大気組成の観測の為に、アスラの映像の光学分析を再開した。


 大気の組成によって大気圏への、侵入軌道と侵入速度の調整をしないと、船は大気圏から弾き飛ばされたり、大気圏中で燃え尽きるということにもなりかねない。 


 最後の速度の調整の為に、わずかに加速したブルーノーズ号は、アスラの大気に侵入した。大気との摩擦によって船の外観の耐熱塗装が赤く燃焼し始めた、激しい振動が船内を覆う。カンデンとキンタは操縦席に深く座ってこの衝撃に耐えていた。


 カンデンは重い操縦桿を操作して船の高度を慎重に下げてゆく。船側のラダーを展開して、空気抵抗を利用して、船の方位と高度を調整しているのだ。


10

 エネルギーに余裕があるのなら重力制御を入れて、ランニングギアを展開して,やんわり船を地表に着陸させることも出来るのだが、その余裕はない。


 海上に船ごと胴体着陸して、水の抵抗で減速して、大きな大陸の隣の群島の沿岸部に乗り上げることを最初から覚悟の決死の降下だった。


 船は群島の沿岸の砂浜を激しく突き崩しながら、海岸の境の林に突っ込む格好で、止まった。岩場をうまく避けられたお陰で、船体の破損は思っていたよりも少ないようで、操縦席のカンデンとキンタはホッと胸をなでおろした。


 この群島に着陸することを選んだのは、地表の光学分析を行ったところ、水分の含有量が、大陸よりも多かったからである。カンデンが予想した通り、広葉樹の肥沃な黒い森が広がっているようだ。水もあるのだろう。


 船が停止してから、10分もしないうちちにメイン電源は落ちて、照明もすべて非常灯のみになった。船の電力はそれだけひっ迫していた。

 なんとかアスラの地表に無事にたどり着くことは出来たが、カンデン一行は、お先真っ暗と言っても差支えがない状況だった。

 

 ここで銀河騎士隆盛記 零 宙の章を終える。ここから、銀河騎士隆盛記 零 地の章1へと、この物語は繋がる。


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