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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(コッポ修行編)7~8 カンデンの気づき


カンデンの気づき


 秋が過ぎ、冬が来る頃には、二人の振り下ろす樫のトーウは風を切る音がするようになり、そして、二度目の春を迎えるころになると、二人のトーウは、振り上げるときにも風を切る音がするようになり、片腕で振り下しても、ブンッと音を放ち、空気の抵抗を手に感じるようになった。


 樫のトーウをタチに持ち替えた時には、二人とも、タチを思いのまま振って、好きな位置にピタリと止められるようになっていた。


 樫のトーウの素振りに、タチの素振りが加わると、動きが先鋭化して、動きが精密に鋭く変化することをカンデンは感じていた。


  特にタチを左右に振るって攻撃を払うときは、手首をきちんと切り返して、タチを振る方向に真っ直ぐタチの刃が、立つようにしなくてはならないことは、光線剣を振るうときのことを考えても、大きな気づきとなった。


 ボーアは素振りをする二人の傍らに、時々、訪れては、しばらくの間、二人の様子を窺っては、何も言わずに去ってゆくことを、繰り返していたが、二人の振るかしのトーウが風を切るようになると、二人に新しい型を授けた。

 

 それは青眼せいがんの構えから、一歩、踏み込んで、突きを放つというものだった。

 

 二人は毎日、ひたすら突を繰り出す。春が訪れた頃、二人が突きを放つと、二人の構えるトーウの切っ先は、ビュッと風を切るようになった。それを知ると、ボーアは二人に、三つ目の型を授けた。


 それは、前に一歩、踏み込んで、青眼せいがんに構えたトーウを、下段の位置まで振り下ろすというものだった。


 二人がこの小さな動きをひたすら繰り返しいるうちに、小さな動きでありながら二人の振るうトーウは、ブンッと音を発するようになっていた。


 その域に域に達すると、二人とも、タチで、最大の速さで突きを放っても、最大の力で振り下ろしても、好きな位置で、ピタリとタチの切っ先を止められるようになっていた。


 その頃、季節は夏に移り変わっていた。



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