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銀河騎士隆盛記 零 地の章(コッポ修行編)1~2 コッポの修行
コッポの修行
1
カンデンはコッポの素晴らしさと強さを認め、コッポの師、ボーアに教えを乞うために従者キンタと共に弟子入りすることになった。
ボーアは、カズイから借りた、切り出しナイフで削ったタケを、四枚組み合わせ、薄い皮を巻きつけて、漆を塗って、手ずから作ったトーウを二人に渡して、二人のコッポの修行が始まった。
それは、青眼に構えた、素振り用の樫のト―ウを、ひたすら、まっすぐ上段に振り上げてから、まっすぐ振り下ろす、素振りを、はてなしく繰り返すという、単調でありながら過酷なものだった。
2
重い樫のトーウの素振りを一日中、続けていると、カンデンとキンタの手のひらにはマメが生じ血が滲み、腕が晴れ上がり、腕が上がらなくなった。
しかし、それが春から夏までの期間に及ぶと、一日中、素振りをしても手のひらにマメが出来ることもなくなった。




