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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2+コッポ弟子連+ボーア編)54~55 タチ談義とコッポ


タチ談義とコッポ


54

「大先生。タケミカヅチノミコト様はどうしてコムロ殿に言葉をかけなかったのでしょうか。いろいろと説明してくださった方が、タチの極意は伝わり易いと思うのですが。」キンタがまた聞いた。  


 それについてボーア老師はこう答えた。「カミヨの言葉がこのアスラの地に生きづいているのなら良いが、言葉というものは受け取る側の心根に応じて、変わるものじゃからのう。神妙な極意というものは言葉で理解するものではなく、想いと感覚で感じ取るものじゃとワシは思うな。」


 そこでボーア老師は「コホン。」と咳ばらいをして話を続けた。


言霊ことだまともいうが、言のというものは、言葉の先の、相手を封じてしまうものでもあるから、タケミカヅチノミコト様は、そのあたりのことを想いはかられて、えて言葉をつかわれなかったのではないか。キンタは心根こころねが真っ直ぐじゃから、タケミカヅチノミコト様の真意を、深く知りうるかもしれないのう。」ボーア老師からめられてキンタは赤くなっていた。


 キンタの実直な言葉には、ときどき、ハッとさせられることがあるとカンデンは感じることがあったが、ボーア老師と会話をしているキンタの言葉には、新しい気づきを感じた。コムロも、この四人によるタチ談義を楽しんでいるうちの一人であった。


55

 今度はコムロが尋ねた。「先生。あのお方が、タケミカヅチノミコト様であったことは得心しましたが、タケミカヅチノミコト様は何故、我が身に御姿みすがたを、御表おらわしになったのでしょうか。」そうコムロが聞くとボーア老師は一瞬、考え込み、そして答えた。


「ワシも年老いた、そのせいでカミヨの伝承も伝える相手と機会を失っておったが、カンデンとキンタが星の巡りあわせで、このサンマナに訪れ、アシナシ様が遣わされて来て、タチがよみがえることが出来、その話の流れで、カズイも含めて皆にもタチに関する伝承を事細かく伝えることになった。よくよく考えてみると、これはただの偶然などではない。」コムロとカンデンの顔を真剣な目で見ながらボーア老師は話を続けた。


「そしてコムロの身に起きた神憑かみがかりじゃ。タケミカヅチノミコト様は身姿みすがたを示して、それをコムロが写し身で舞って見せて、それをアシナシ様が絵姿えすがた(3D映像)で記した。これは、古の剣技コッポを再び、立て直して、盛り立てよという、タケミカヅチノミコト様よりの天命じゃ。」


 ボーア老師はコムロ、カンデン、キンタに向き直って真剣な顔で言い渡した。


「師として命ずる。コムロ、カンデン、キンタよ修行を極めて、コッポの秘儀を途絶えることなく伝え続けよ。これはワシからのお願いでもある。どうか三人で力を合わせてコッポを盛り立てて欲しい。頼んだぞ。」三人は声をそろえて「はい。」と答えた。


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