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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2+コッポ弟子連+ボーア編)52~53 タケミカヅチノミコト


タケミカヅチノミコト


52

 コムロにボーア老師は、武人は1000年以上前のコッポの開祖である、タケミカヅチノミコトに違いないというと、コムロは驚きを隠せない様子だった。


 雨が振った時に、武人の髪も衣も濡れなかったのを不思議に感じたが、それ以外は何も不審は感じなかったといい、自分の左側で実際に、一緒にタチの舞を舞っていた武人がいたと、コムロはボーア老師の前で、しつこく言いはっていたので、カンデンに相談してボーア老師はアシナシ様が記録した実際の三次元映像をコムロに見せることにした。


 カンデン一行の古いヤシキの中で、その三次元映像を見せられて、コムロは真剣に驚いていた。そこには勿論もちろん、白い衣を着た武人は、影も含めて映ってはいなかった。


 コムロに映像を見せる前から、アシナシ様の記録映像をある程度は見ていたカンデンは、自分が気づいたことを、色々と、コムロに話してみることにした。その場にはボーア老師がいて、キンタもカネノカタもひかえていた。


 まずカンデンは、タチの舞は千差万別のように変化したが、タチを肩に背負っても、タチを右肩で立てていても、左肩で立てていても、青眼せいがんに構えても、上段に振りかぶっても、振り下ろす方向は東西南北と、その四方向の丁度,、真ん中に、真っ直ぐに振り下ろしていることを何故なぜなのかと問うた。


53

 コムロはそう問われても答えられなかった、それに対する答えについてはボーア老師が口伝を推測して答えた。


「それは地の節理を表す四方位、東西南北と、天の節理を表す上下左右、それらを合わせてカミヨのころから、四方八方といいこれを、ヤヒロノノ、ヤオヨロズともいうように伝えられていて、神聖な方向とされている。タケミカヅチノミコトはこの神聖な方向を大切にまもれとおっしやりたかったのであろう。」


 これを聞いたとき、カンデンは流石、ボーア老師は、正式なコッポの伝承者であると大いに納得した。


「それでオオカミタナにお奉りするアマーノヲテラスオオカミに祈りをささげる時には、世のことわりを表す八の数だけ手を打ち鳴らすのが、習わしとなっておる。」と続けてボーア老師は話をしめくくった。


 この話を始めてから、キンタにしては珍しく、ボーア老師に質問した。「大先生、何故なぜ、タチを只管ひたすら、真っ直ぐ振り下ろすのですか?斜めに振り下ろすのはダメですか?」と聞くと、それにボーア老師は答えた。


「一番、早く、一番、強い力で、一番、短い距離で、タチを振り下ろすためには、只管、真っ直ぐに振り下ろすのが一番だからじゃ。

 

 それから、こういう風にも言う。カミヨのタチの口伝で、火足りてうえに上がり、(左)、水極まって下に下がる、(右)と言い、タチを振りあげるときは左手であげ、振り下ろすときは右手で引くとよく切れるとされておる。それも只管ひたすら、真っ直ぐに行うのが良いとされておる。これはイチノタチの極意じゃ。」それを聞いたキンタはホウ、ホウとうなずくことしきりであった。


 隣で聞いていたカンデンも、なんとなく分かっているつもりでいたことだが、極意と聞いて、さらに意識を深めるべきだなと、気を引き締めることになった。


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