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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2+カズイ編)45~46 タチの装具とアシナシ様の釣り針


タチの装具とアシナシ様の釣り針


45

 二本のタチのうち一本は、ボーア老師が預かり、ボーア老師はタチの扱いに慣れるため寝食を共にしている。


 タチの刀身は素手で触れるだけで細かなさびが浮くので、ボーア老師は慣れないうちはカズイにぎなおしをしてもらうことが多かったが、滑石かっせきの粉末をまぶして油が沁みた麻布で拭ってやると、細かいさびは落ちるということが分かったので、ボーア老師は自分で刀身の手入れをするようにしたということだ。


 もう一本のタチはオオヤシキのオオカミタナに奉って、カズイが時々、手入れをしている。


 この頃、アシナシ様は、砂鉄を原料にして、皆にこわれて主に切り出しナイフを精製していたが、今度はリョウチィ(漁師衆)の使う骨製の釣り針が気に入ったらしく、大きいものから小さいものまで、数種類の釣り針を精製している。


 他にもオリベチィ(織物衆)の為に縫い針や、カリチィ(狩人衆)の為に鉄製の矢じりを沢山、作ってサンマナの人々に重宝かられている。


 特に骨製の縫い針は、無くすとサンマナの人々がみんな総出で、探し回るくらい貴重なものだったので、アシナシ様が精巧な鉄製の縫い針を作って見せると、オリベチィ(織物衆)の女たちは歓声をあげて大喜びした。


 アシナシ様は、最初に作った釣り針には大きな鋭い返しをつけていたが、サンマナのリョウチィ(漁師衆)はこの返しを嫌って、手入れ用のヤスリで丸く削ってしまうので、アシナシ様は返しをつけるのを止めてしまった。


46

アシナシ様が皆の為に、切り出しナイフを配ったので、サンマナでは木を削っていろいろなものを作るのが流行った。皆は、思い思いにペンダントを作ったり、人形を作ったり、杖を作ったり、木の鉢や木の皿を作るものもいた。


 皆が乾燥した木を欲しがるので、食糧庫の片隅に保存しておいた木材が無くなったと、タテグチィ(大工衆)達が、また木を切らないといけないとこぼしたりすることもあった。


 それからアシナシ様は石斧せきふの代わりに鉄のおのの刃と、ナタの刃を作ってタテグチィ(大工衆)を感嘆させたりもした。

 

 ナタを欲しがるものが多かった。芝を刈ったり、小枝を払うのに都合が良いからだ。ナイフのグリップとかナタの柄とか、おのなどは、カズイを中心とした、ツクリチィ達が作っている。

 

 カネの道具をアシナシ様に作ってもらうためには砂鉄が必要だというので、皆が砂鉄を集めるための大きな磁石を欲しがった。

 

 磁石がある程度、行き渡ると、サンマナの民は磁石を共有して、カネノカタにおうかがいをたてておいて、鉄の道具が欲しい時はアシナシ様の為にと、河原にいって砂鉄を集めて、それを供えるようになった。


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