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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2編)35~36 タチ複製計画


タチ複製計画


35

 それからは大変だった。最初はカンデン一行のヤシキの中で、タチの複製を試みたが、大型磁石をただ、溶かして固めるのとは違い、磁鉄鉱を完全に溶かして、軟鉄と炭素鋼を其々、精製しながら、さらに溶着させてゆくものだから、大量のミストが発生して、ヤシキの中が煙だらけになった。


 この工程は途中でとめることが出来ない。冷却用の水と磁鉄鉱(砂鉄)を一定の間隔でYWC2本体の補給口に補給しなくてはならないので、ヤシキの中でタチの複製は無理だと分かった。


 PE57Qは、カンデンを介さずに初めて、タチの件を、族長のダイに相談することになった。


 族長のダイはタチの件で、ボーア老師の意向も聞き、ボーア老師がタチの複製が出来るのであれば、是非、二振りは必要だと言うので、ダイは、これはサンマナの為に必要なことだと定め、ツクリチィ(いろいろなものを細工する衆)とタテグチィ(建物を立てるための衆)も集めて、タチの精製のための小屋を建てることに決まった。


36

 カンデンとキンタは、稽古(けいこに出かける際に、タテグチィ達が、精製小屋を建てるために、ヤシキの近くに材木を運んでいるところに出くわして、驚くことになった。


 PE57Qから今回の件について話を聞いてカンデンは「そんな大ごとになっているのか、アシナシ様のやることは凄いな。」と変に感心していた。


 三日ほどで、茅葺かやの大き目の棚のような、高さが2メルト、一角が2メルト位の、四角い小屋が出来た。この間に、YWC2とマシリは河原に通って、二振りのタチを複製するのに十分な砂鉄を集めて、精製小屋に運び込んだ。冷却用の清水を確保する為に大きな水壺も用意された。


 YWC2はタチの複製を始めて、三時間おきにYWC2の補給口に、水と砂鉄を補給するのはPE57Qの仕事になった。


 YWC2が一振りのタチを複製するのに、昼夜休まずに、まる三日要した。


 鍔と柄と目釘を作るのに更にまる一昼夜を要して、その間、PE57Qはタチの複製のためにYWC2に付きっきりだった。


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