銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2編)33~34 カネノカタとアシナシ様
カネノカタとアシナシ様
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YWC2が「大型ノ磁石作リタイ。」と言うので、PE57Qは川で採れた砂鉄を、カンデン一行が間借りしているヤシキまで、持って帰ってやると、YWC2はオオカミタナの上に座して、昼間から、立体複製機をフル稼働して、早速、集めた砂鉄を使って、もっと沢山の砂鉄を集めるための大型の磁石を作り始めた。
磁石は夕方には完成したので、PE57QとYWC2は連れだってオオヤシキに向かい、ヤマチィのマシリに、もっと沢山の砂鉄を集めてほしいと頼みに行った。
マシリはセリ採りから帰ってきていて、夕餉の食事を作る手伝いをしていたが、その手を休めてPE57Qの話を聞いて、明日は河原に行って、一日、砂鉄を集めることにすると約束してくれた。
PE57Qが、麻紐を通す穴の開いた、大きな磁石を渡すとマシリは「これは沢山集めないといけないわね。」と独り言を言った。
マシリは、他の娘が熾火で焼いていた、アマダイの開きを一匹分、カンデンとキンタの夕食用に分けてもらって、PE57Qに、竹籠いっぱいのセリと一緒に、竹の皮に包んで持たせてくれた。
PE57Q達が自分たちのヤシキに帰ると、丁度、稽古を終えたカンデンとキンタが、火を起こして夕餉の支度をしている最中だったので、セリは貝と燻製肉とシイタケの干物を入れた、定番の塩味のスープの具になり、アマダイはありがたく頂くことになった。
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次の日の朝、YWC2は「マシリヲ手伝ウ。」と言ってかなり早い時間からオオヤシキに向かった。
PE57Qはカンデン達の朝餉の用意の手伝いを終えてから、カンデンとキンタが稽古している横で、麻縄のついた土器を手に下げて、近くの沢までヤシキとの間を水汲みの為に、何度か往復をして、ヤシキの外においてある、素焼きの水瓶を清水でいっぱいにした。
それからPE57Qはカンデンにことわってからオオヤシキに向かった。
PE57Qは、YWC2とカンデンの話を仲立ちができるので、特にYWC2に用がある人々から話かけられることが多い。
ほとんどが病の話で、YWC2はちょくちょく、できものを切開して、傷口を縫っておいて、抜糸して、治したり、病に応じて薬を選択して、頭痛や腹痛をおこした人を治したりすることが出来るので頼りにされることが多い。
その話をきくのがPE57Qの日中の主な生業になっている。
サンマナの人たちは、そのお礼に、カンデン様とキンタ様にと、木の実と穀物を潰して混ぜたクッキーのよう焼き菓子を分けてくれたり、ウドやワラビなどの山菜の束をくれたり、色々な干物をくれたりするので、PE57Qは腰に竹籠を吊るして、オオヤシキに通うようになった。
PE57Qが今日はアジの干物と杏子の干物をもらって夕方にヤシキに帰ってくると、そこにYWC2が大きな竹籠にいっぱいの砂鉄を、左右の外部マニピュレータで抱えて帰ってきた。




