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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2編)29~30 見切りと峰打ち


見切りと峰打ち


29

「光の刃を、光の刃で、受けとめることが出来るということを、確かめておきたかったのじゃ。」ボーア老師はそう言うと、残念そうに「カミヨのタチが二振り残っておればのう。」とつぶやいた。


「光の刃を振るとつっかえるような手ごたえがあるのじゃな。風を切る音はしないが、ブンっと震えるのも面白い。じゃが熱と光で切るということは、切り口は醜かろうな、それに人や獣を切るとすれば切れすぎるきらいがあるな。」


 珍しくYWC2がボーア老師に対して質問をした。電子言語で「何故なぜ、タチ、フタツ必要カ?」と聞くのでPE57Qはボーア老師に質問した。


「アシナシ様が何故なぜ、タチが二本必要なのか聞いております。」と聞くとボーア老師は相好そうごうを崩して「アシナシ様がワシに問答とは嬉しいのう。」と答えると、何故なぜ、二振り必要なのか、タチをつかうことにより使える技と鍛錬法について説明し始めた。


30

 「見切り」という技を身に着ける為に、一人はタチを構え、切れるか切れないか紙一重の差で、もう一人がタチを振るい、その感覚を極める訓練をすると、真剣勝負の時に、心構えが出来ることや、間合いのとるときの皮膚の感覚が勝敗を決することが多々あるので、「見切り」を身に着けておくことを、コッポでは重要視すること。


峰打みねうち」というタチの刃の反対側のみねを使って、相手に傷を与えずに打撃を加える技があることを説明した。


「光線剣で見切りの鍛錬をすると火傷になるじゃろう。それに峰打ちのように相手を切らずに、事を収めたいときに融通が効かぬのは、困るじゃろうな。」とボーア老師は締めくくった。


 そして最後に「これは試したことはないのじゃが、タチで真っ直ぐに振り下ろす時は、恐らくタチの重さが加わるので、光線剣よりもタチの方が速かろうな。とにかく光の刃もよろずに通ずるものでもないという事じゃ。」と言った。


 PE57Qはこのやり取りをカンデンに介しながら、ボーア師の洞察力は流石だなと自由思考した。


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