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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2編)27~28 イチノタチの教え


イチノタチの教え


27

 翌日の朝、ボーア老師はカンデンとキンタのヤシキに訪れた。


 老師はコッポの基本の構えについて、かしのトーウをカンデンとキンタに持たせて、青眼せいがんの構えを伝授したが、それはカンデンやキンタの銀河騎士が、基本として習うものと形だけは、まったく同じで、足幅を肩幅と同じように開いて、構えた剣の切っ先を目の高さに合わせるという事だった。


 ただし一つだけ違う事があった。ボーア老師は青眼せいがんに構えているときに身体の中心(丹田たんでん)の位置。へその下あたりに手を添えて、ここに意識を集中して、そこで考え、そこで見て、そこで感じること。それと同時に、身体の周囲に気を配れと、PE57Qを介してカンデンたちに伝えた。


 騎士の教えにも、自分の周囲のジンウ力を常に感じよというものがあるが、ボーア老師の教えは、それよりももっと具体的であった。


 それからボーウ老師はイチノタチの基本を説いた。


「これはイチノタチという極意で、かしのトーウを限りなく真っ直ぐに、地の重みの力にそって振り上げ、限りなく地の重みの力にそって真っ直ぐ振り下ろす。これを只管ひたすらに繰り返すことが、最初の修行じゃ。」そう言って、ボーア老師はカンデンの黒樫くろがしのトーウを手ずから受け取り、振り上げ、振り下ろして見せた。


 ボーア老師が、青眼せいがんの構えから、トーウを振り上げるときに、ブルンっと轟音がして、振り下ろすときはバルンっという爆裂音を発して、振り下ろして手を止めた時に、堅い黒樫のトーウがしなった。


 PE57Qにカンデンが後から語ったところによると、その時に数歩、離れたカンデンに風がぶつかってきたそうだ。


26

 次にボーア老師はカンデンにかしのトーウを持たせて、青眼せいがんに構えさせると、自分も樫のトーウを青眼に構え、互いのかしのトーウを交差させて、カンデンにしっかり受け止めよと言った。


 そのままの姿勢でボーア老師が「フンっ。」と気合をかけると、ボーア老師は微塵みじんも動いてないように見えたのに、驚くべきことに、その瞬間、カンデンは後ろに弾き飛ばされ、カンデンは衝撃を受け損ねて尻もちをついてしまった。


「素振りも突き詰めれば、このくらいのことは出来るようになる。」とボーア老師はこともなげにそう言うと、カンデンに手を伸ばして助け起こした。


 その後ボーア老師はカンデンに光線剣の光線を展開するように頼んで、青い光線を展開した光線剣をカンデンから慎重に受け取り、カンデンの前で青眼せいがんに構えてから、真っ直ぐに振り上げ、振り下ろした。


 恐ろしいことにボーア老師が光線剣をふるうと、光線剣の軌跡が線ではなく帯に見えた。


 そのあとで今度はキンタに光線剣を展開させ、カンデンの光線剣を構えて、キンタに本気で打ち込むように言い、キンタの金色の光線を三号さんごう(ごう、刀と刀を切り結んだ数を表す助数詞)ほど受けた後、「良い。」と言ってそれを止め、青色の光線を展開した光線剣をカンデンに慎重に返した。

 

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