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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2編)23~24 老師、銀河の姿に驚愕する


老師、銀河の姿に驚愕する


23

「コッポは、元はヒイロイカネで出来たタチという名の、片刃の剣を使う剣技として発展したものじゃ。残念なことにタチはカミヨのヨに失われてしまったが、その技は千年を経て、今に伝えられておる。その技をカンデンとやら、そちとキンタに伝えて進ぜよう。」


 ボーア師はそういうと傍らの壺に差してある、樫の直剣を重さを吟味しながら、二本選んで、カンデンとキンタに手ずから渡した。それをカンデンとキンタはうやうやしく両手で受け取り、頭をれた。


「修行は厳しいぞ。」というボーア師の言葉をPE57Qから聞いて、カンデンとキンタは決意をこめて深くうなずいた。


「明日の朝餉が終わるころ、そち達のヤシキに伺おう。光線剣とやらも用意しておいておくれ。」ボーア師はそういうと、カンデンとキンタとPE57Qの前に椀を並べ、あたわらの酒の入った大きめの瓢箪ひょうたんから、果実酒を注いだ後、オオカミタナのYWC2の前に椀を置いて、最後に果実酒をささげるように注ぐと、また柏手かしわでをポンと打った。


24

 ボーア師はカンデン達のほうに向きなおして、「酒のあてにはこれが一番じゃ。」と言いながら、大きな烏賊いかの干物を、カマドに燃え残った熾火おきびにかざしてあぶり始めた。


 ボーア師はあぶった烏賊の干物を手でちぎって、それをカンデンとキンタとコムロに手ずから分け与えたあとで「まあ一杯。弟子入りの祝いじゃ。」と言って酒を勧めた。


「カネノカタは酒が飲めないのは残念な事じゃのう。」とボーア師は和んで、椀から酒を飲み、旨そうに烏賊いかの干物をかじった。


 PE57QはYWC2に依頼して銀河の全景と、銀河内の恒星と惑星の映像を映してもらった。そしてPE57Qは映像の解説をした。


 PE57Qの解説に耳を傾けながら「それにしてもアマーノノカワを上から見ると渦巻の形をしているとか、ワシらが見ておるアマーノノカワが、それを、端から見た姿だということは初めて知ったぞ。

 

 そして、このようなアマーノノカワと同じようなものが、このアマーノ(宇宙)の中に沢山あるということ、はまったくの驚きじゃ。」とため息交じりで言うと、ボーア師とコムロは、はその光景に始終、息をのんで見入っていた。


「アマーノノカワとは美しいのう。」とボーア師は感嘆しきりだった。


 YWC2が映し出す銀河の惑星や恒星の映像を見ながら、小一時間ほどのささやかな酒宴を終えて、カンデン一同はボーア師のヤシキを後にした。


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