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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2編)21~22 老師ボーア


老師ボーア


21

 コムロを先頭にカンデン一行は、ボーア老師のヤシキに入ると、ボーア老師はまずYWC2を手で招いて、サンマナの民がオオカミタナと呼ぶ、木の切り株の祭壇の上に、座すように誘って「さあ、アシナシ様はこちらにござれ。」というのでPE57Qは、YWC2に電子言語で「切り株ノ上デ静止セヨ。」と伝えてYWC2が、オオカミタナの上に制止すると、ボーア老師は、オオカミタナの前でこうべれて「アシナシ様ありがたや。」と言い柏手かしわでをパンと一度、打った。


 それからカンデン達の方を向いて「ワシがボーアじゃ。コッポをたしなむものじゃ。」とぶっきらぼうに言った。


 ボーア老師は白い髪を後ろで、一つに束ね、灰色の合わせを着て、毛皮のチャンチャンコを羽織はおっていた。老師は小柄で痩せた齢80くらいの地味な見た目で、とても強そうには見えなかった。身長は1,70メルテ(1メルテは1メートル相当。)くらいだろうか。


 PE57Qは「カンデン様、ご口上をお願いします。」というと、カンデンとキンタはその場でひざまづき「銀河連邦の騎士カンデンと申します。銀河の中央から、このアスラまで星間航行船でたどり着きました。こちらに座すのは我が弟子キンタでございます。コッポの深淵なる教えに導かれ、こちらにまいりました。是非ぜひ、教えをいたいと存じます。」と口上を述べた。


 PE57Qはそれを、東の民の言葉に翻訳してボーアに伝えた。


22

 カンデンの口上が終わると「さあ、そちらにござれ。」と言いながらボーア老師は手でカマドの前に置いた、灰色狼の毛皮の座に、カンデンとキンタとPE57Qを誘うので、一同は胡坐あぐらをかいて座った。コムロはボーア老師の隣に座った。


「レンポウのバサラなんとかというのはどういう地じゃ?」とボーアが聞くので、カンデンが「金属と石でできた塔が幾重にも立つ地です。」と答えるとボーアは「カネノカタの五体のようなカネでできた塔と申すか、それは是非見てみたいものじゃ。」


 そうボーアがいうのでPE57Qは電子言語でYWC2に「バサラバートノ都市外観映像ノ映写ヲ依頼スル。」と言い、YWC2がバサララバートの立体映像を空間投影すると、ボーア老師とコムロはオーっと声を上げた。 


 バサラバートの摩天楼をイオノクラフトの車列が行き交っている映像に二人は驚愕きょうがくしていた。


「カミヨの頃はヒイイロカネで出来たアマカケルフネがあったとは伝え聞いておったが、この世にこのような奇想天外な世界があるとは驚きじゃ。長生きはするものじゃのう。」とボーア老師は感嘆していた。


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