銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2編)9~10 YWC2、生理食塩水を作る
YWC2、生理食塩水を作る
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オズカの熱が下がるのに、三日かかった、その間、一定時間内に注射をするのはPE57Qの役目だった。
YWC2はその間、素焼きの土器と、漆を塗った土器を、要求し、オゾンガス発生器を使って、殺菌したり。素焼きの土器がいっぱいになるように、きれいな水を要求したりした。
YWC2はサンマナの人々に手伝ったもらったり、時にはPE57Qに手伝わせて、海水から作った粗塩を使って、オオヤシキの中の一隅で、生理食塩水の生成を始めた。
医療パックに入っていた樹脂チューブを使って、原料の水と粗塩を入れた土器と、生成した食塩水を入れる漆の土器とに、樹脂チューブを張り巡らせて、本体の中に内蔵されているプラントをつないで、漆を塗った土器いっぱいの、生理食塩水を作った。
サンマナの人々はアシナシ様に、捧げものをするといって、土器や粗塩の用意や、水汲みに、友好的に協力してくれたのは幸いだった。
サンマナの人々はYWC2のことをアシナシ様と呼び、恐れながらも敬ってくれているようだなとPE57Qは自由思考した。
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この間、カンデンとキンタは古いヤシキのほうに引っ越して、干物や、燻製や、木の実などの食料の受け取りや、水汲みや、焚き木の用意などの為に、慌ただしく働いていたのだが、PE57Qが手伝えないことを謝ると、カンデンはこちらは構わないので、オオヤシキの方でオズカの整復手術の為に詰めていてくれと言った。
ただ、カンデンからは、この後で、いろいろな状況が一旦、落ち着いたら、弟子入りのためにコッポの師、ボーア老師に挨拶に行くので、その時は、失礼があってもいけないので、話の仲立ちをしてほしいと言われた。
このようにしてこの三日ほどは慌ただしくすぎていった。




