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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章(PE57QとYWC2編)3~4 二日酔いの朝


二日酔いの朝


 PE57Qが起こすより前にカンデンは目覚めて、身体を起こすと「カネノカタよ、水はないだろうか?」とPE57Qに聞いた。隣に寝ているキンタの枕元の、水の入った瓢箪ひょうたんをPE57Qが渡すと「ありがとう。助かったよ。」と言い、木の栓を抜いて旨そうに、三口ほど続けて飲んで、栓をしてキンタの枕元においた。


 PE57Qはよほど喉が渇いていたんだなと、また自由思考した。


 その横でキンタは物音のせいか目覚めて「水、水。」と呻いた。アルコールを飲みすぎて脱水症状を起こしているのは明らかだった。カンデンが水の入った瓢箪ひょうたんを渡してやると、奪うように受け取り、木の栓を抜いて、一気に口飲みして、フウーと一息ついた。

 

 そのあとで、「先生、ここは何処どこですか?」とカンデンに聞いた。

 

彼はまだこの環境に適合できずに混乱しているのだなとPE57Qはまた、自由思考した。

 

 キンタはあたりをやたらと見回した後で、「ああ、ここはサンマナですね。夕べ果実酒を飲んだんだった。」とようやく昨日のことを思い出した様子だ。


 目覚めたカンデンにPE57Qはコムロから伝えられた、引っ越しの一件をカンデンに伝えた。


「家を一軒、借りられるということか、ありがたい、これは助かる。」とカンデンは感激して一人合点ひとりがてんしている。カンデン様は、食事と、住まいのことが一番の懸念だったのだろうと、またPE57Qは自由思考した。

 

 先程、水を持ってきた娘が、カンデンとキンタとPE57Qに、それぞれ、大きな葉蘭はらん(料理の盛り付けなどに使う大きな葉。)の葉の束を枯草の紐で結んだものを手渡した。


 カンデンとキンタは首をかしげて、「カネノカタよ、これは何に使うものだ。娘に聴いてもらえないか?」とカンデンが言うので、娘に後ろから「娘さん。これは何に使うものですか?」と聞くと、ふりかえって、恥ずかしそうに「お尻を拭くの。」と答えた。


 その意味をPE57は完全には理解出来なかったので、もう一度「何のためにお尻を拭くのですか?」と聞くと、娘はPE57Qの耳にあたる集音部に、手を当てて小声で「食べるものを食べると出るものが出るでしょう、出るものが出たあとに、これで拭くの。」と言った。


 それで、やっとそれが、排泄の後に、お尻の汚れを拭きとるものだとPE57は理解した。そのことをカンデンとキンタに伝えると、二人とも「なるほど。」と言って納得していた。


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