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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章 22~23 タチとヒヒイロカネ


タチとヒヒイロカネ


22

 コッポのトーウの握り方は、銀河騎士の光線剣の握り方と、偶然か、何か理由があるのか、分からないが同じで、左手で柄元つかもとをしっかり握り、右手はその上部に添えるように握る。従って、銀河騎士は光線剣を左の腰の前に吊るすことになる。そういう細かいこともコムロと話をしていて初めて分かったことだった。


 コムロによると、このサンマナは、アスラ時間で500年前頃に成立したということだった。コッポが成立したのは、それよりも昔で1000年以上前のことだったそうだ。


 「カミヨ」という古代には、「ヒヒイロカネ(伝説の金属)」というものでできた、朝日の輝きのような色の片刃の、「タチ」という直刀が、いく振りか残っていたそうだ。


 伝承によれば、その昔、オオウワバミ(ティタノボア)という大きな蛇を退治しようとしたときに、その頭と胴の何か所に「タチ」を突き立てたところ、とどめを刺す前に、オオウワバミ(ティタノボア)が逃げてしまい、その時に失なわれたということだった。


 コッポは、その「タチ」を取り扱うための、剣技として伝承された技なのだそうだ。木剣を使うと打撃に重点を置きがちになるが、あくまでコッポでは片刃の「タチ」で切ることを前提にしている剣技だという。


23

 夜も更けて、騒いでいた男たちも、それぞれ自分の寝場所に熊の毛皮を敷いて、横になり始めた。コムロも程よく酔っていたが、ヨナ(嫁)と一緒に住んでいる「ヤシキ(竪穴式住居)」に戻ると言い、カンデン一行の元を離れた。


 カンデン一行のために、白い合わせを着た娘たちが、熊の毛皮を持ってきてくれた。炉の前で、適当に寝て良いと身振り手振りでうながすのが、カンデンにも分かった。


 キンタは完全に酔いつぶれて熟睡していたので、PE57Qと二人で、熊の毛皮の上に運ぶのは、一苦労した。


 カンデンはPE57Qに機能を停止するように言い、YWC2に静穏モードに状態に移行するように指示をだして、自身も眠ることにした。こうしてサンマナでの、最初の夜は過ぎていった。


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