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「銀河騎士隆盛記 零」オッサン銀河騎士は太古の地球に不時着し、縄文文明期の古代剣法を習得し、その剣、五次元の域に達する。  作者: ジム・プリマス


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銀河騎士隆盛記 零 地の章 15~16 サンマナの男たち


サンマナの男たち


15

 男たちは、かわるがわるカンデンの近くに座っては、酒を注ぎ、椀をつきあわせると、カンデンになにを生業にしてるのか尋ねた、カンデンが剣士であると答えると、どんな勝負をしたのか口々に尋ねてくる。


 そこでカンデンが銀河辺境の敵性生物との対決を話すと、それがどのくらいの大きさだったとか、どのくらいの数だったとかを嬉々として、尋ねてくる。


 東の民の男たちの興味は獲物の大きさと数にあるということらしい。


 男たちは今まで出会ったザバンでの獲物の大きさや、数を自慢した、狩人たちは自分が倒した熊が一ヒロ半あったとか、漁師たちは自分が釣り上げたカジキが二ヒロ以上あったとか、互いに自慢しあっていた。それは凄いとか、それは眉唾だとか、言い合っては、争って、話がつかなくなると「こうなったら酒くらだ、」といって互いに椀を傾けていた。


 カンデンがおおよそ、あたりをつけたところによると一ヒロは1.5メルト(1メルトは、ほぼ1メートル、)くらいの長さのことで、人間が両手を広げた長さのことらしい。


16

 他愛のない話を男たちと繰り広げていると、酒の瓢箪ひょうたんを持って、族長のダイがやってきた、酒を注ぎながら、ダイは、カンデンの前のシシ汁の椀が、手つかずになっているのを見て「シシ汁はお口に合いませんか?」と聞いた。


「おいしいので、ぜひ、一口、お試しくだされ。」ダイの言に従って、シシ汁を一口、啜るとカンデンは思わず「旨い。」とつぶやいてしまった。


 貝の干物や、燻製の肉や。生のシシ肉から出たうまみと、根菜や芋の甘みとが混然となり、果実酒の香りと甘みがそれを裏打ちする、複雑なうま味の合わさった濃厚なスープが、カンデンを魅了した。気が付いたとき、カンデンは添えられていた木のスプーンでその椀のシシ汁を半分ほどかきこんだ後だった。


 そんなカンデンの様子を見て、ダイは、好好爺こうこうやよろしく微笑んでいた。カンデンはハッと我に返り、「これは失礼しました。」とダイの前で、自分の失態をびた。


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