うちの旦那はカワイイ〈毛玉取り〉
普段、私服をあまり着ない私。
パジャマかジャージか、どちらかをだいたい着ている。
パジャマはユニクロのウルトラストレッチを長年愛用している。
もうくたびれているが、ユニクロまで遠い。
次行く時に買おうと思うが忘れてしまうので買うのが、のびのびに。
パジャマの襟と袖ものびのびに。
イオンに行った時にユニクロ行ったのに、パジャマの事は1ミリも思い出せなかった…何故だろうか?
ジャージは仕事で黒のジャージという指定なので、黒一択。なんか、つまらない。
冬服もパジャマ同様に長年愛用している強者で、毛玉が元気に育っている。
これはもう捨てようかな…
数少ない服が更に少なくなる。
「毛玉って何でできるんだろうね。」と旦那に聞いてみたら「毛玉取ってあげる。」と返ってきた。
セーター、靴下、手袋、ニット帽…
毛玉を見つける度に旦那に持っていく。
すぐに毛玉取り器で毛玉を取ってくれる。
他のことは、すぐやらないのに。
毛玉取りだけは仕事が早い。なんで?
テーブルに服を広げて、毛玉を入念にチェックする旦那。
まるで職人のようだ。
チェックした毛玉を次々に取っていく。
この作業飽きないのだろうか。
黙々と作業を進めていく。ちょっとカワイイ。
次から次へと毛玉を作る私。それを取っていく旦那。
いいコンビかもしれない。
そういえば、旦那の服はあまり毛玉がないことに気づく。
聞いたら、ちょいちょい取ってるとのこと。
毛玉取りが好きとのこと。
そして洗濯物畳んでいたら、小さな穴の空いた靴下とパンツが…。どちらも旦那の。
「これ、小さい穴空いてるんだけど、虫かな?」と私。
「毛玉取りやりすぎちゃった。」と旦那。
マジか。パンツも毛玉あるのか…知らなかった。
慌てて自分のパンツを確認したが、毛玉はなかった。
毛玉取りに夢中になれる旦那…なんか、すごい。
その後、小さい穴の空いた靴下とパンツは私に捨てられたのだった。めでたしめでたし。