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とある王妃の休息

一章目のあらすじ


城下町の裏通りで夢売りの店を営む男、アレク・トリバー。

そんな彼の店に、一人のローブを被った女が現れる。


なんでも彼女は、あらかじめ店が作って用意している夢、既に出来上がった夢ではなく、自分の欲望を叶える夢、オーダーメイドの夢が欲しいと、アレクにお願いしてきた。


オーダーメイドの夢を頼まれることはよくあること。

アレクはなんのためらいもなく、夢の作成を承る。


そして彼女の要望を聞き、夢を作り、彼女に渡した。

彼女はとても喜んだ様子で、店を出て行き、アレクの店と契約を結んでいる宿屋で夢を見に行った。

一晩寝れば起きる夢のはずだった。

けれど彼女は覚めなかった。

宿屋の店主で相棒のマティス・オーキンドの共に彼女を目覚めさせようと動くのだった。

気まぐれ更新です。

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