妖精
モチベが治りました。
そして新章開幕です。
どういう構成で進めていくかににめっちゃ悩みました。
翌日、朝焼けが消えかかるころ起きて宿の飯を食べた。
なぜだか言語が通じるのはもう気にしないことにした。
「日本から来たのか、大変だっただろ。」
「はい。両親も死んでしまったので叔父がいるヨーロッパに行こうと思いましてね。さいわいスキルの力で今まで生き残ってきました。」
ちなみに叔父がヨーロッパにいるというのは本当のことだ。
「そうか……。あ、言ってなかったがこの宿にはもう一人客がいるから問題は起こすなよ。」
「了解です。」
噂をすればという奴だろうか緑のパーカーを被った格好の男が上の階段から降りてきた。
「お、新人かい?」
「起きたか旅人。さっさと飯を食え。」
「扱いがひどいなぁ。」
「当たり前だ。ぐうたら野郎」
「全く……、今日は何すればいいのさ。」
「付近の森に異変が発生した。情報を探ってこい。」
「異変ねぇ、助っ人が欲しいんだけどぉ。」
助っ人……?
嫌な予感がしてメランと顔を合わせる。
案の定こちらを宿の主人がこちらを向いて頼んできた。
「宿代を無料にするから言ってきてくれないか。今回に関しては確かに人が足りない可能性があるんだ。」
「良いですよ。活躍次第では追加報酬も頼みますね。」
「分かった、ありがたい。」
「へぇ~、了承してくれるんだ。」
「ええ。少しは興味があるので。それと戦闘面から良ければスキルを教えてくださるとうれしのですが。」
「いいよ~【異次元の旅人】のヴィアそれが僕の名前だ。それと敬語はやめてくれるかな方苦しいのは苦手なんだ。」
「了解だ。ところで何が出来るスキルなんだ?」
「旅に関するスキルだよ。僕はスキルで力を使うことなく空を飛ぶことが出来るし、少しの時間なら次元を超越して場所を移動することが出来るんだ。」
見事に索敵系の人選だな。
「一応攻撃もできるスキルなんだけど今回はやばいって僕の感が告げてるんだ。」
「そうですか。」
依頼があった森まで来てみたが別に何か問題ある気配はしてない。
「特に何もないぞ。」
「そうだね違和感ない。でもね、いまだに違和感の正体って魔物が出ることでしょ。もう今は魔物が出ていないことが違和感にならなければいけないときになったんだ。」
「そういうことか……。」
世界が変わってから一年がたとうとしているが未だに感覚が抜けてないな。まぁ、こっちの感覚も必要だとは思うのだが……。
「来たな。」
「ヤバいっすね。」
【虚焔の餓狼】
「Aランク……。」
生物としての枠組みを超えた魔物である。
「契約の範囲外だとは思わないかヴィア。」
「僕も同じ気持ちさ。帰ったら文句を言わなければな。」
「そもそも帰れるか分からないっすけどね。」
軽口をたたきながらも全員が覚悟を決めたようだ。
【朱雀】
【哭影】
【半月輪】
チャクラムを半分にして大きくしたような武器がヴィアの手に現れた。
ヴィアはこちらの武器を見て感嘆の声を上げた。
「すごいなぁ、見ただけで威圧を感じるよ」
「ありがとな。【召喚:八咫烏】。」
先日力を無駄に使ったばかりのため実体を出すことは難しいので服と言う形で召喚した。
【召喚:閻魔】
【召喚:白狐】
ついでに他の二人も召喚しておく。二人は別に問題なく召喚できるので八咫烏の力は規格外なのだろう。
「頼もしいね。ひょっとして陰陽師って奴かい?」
「当たりだ。それよりも前を向け迫ってるぞ。」
「え……って、あぶなぁ」
いや何故避けれる。
あ、そういえば次元を超えて移動できるとか言ってたか。
「で、どうする?作戦とかある?」
「「ない」」
「ないっすね」
「ないのじゃ」
見事に綺麗に声が合わさった。
「了解。ならばその場で決めるぞ。」
「「らじゃ」」
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物凄くモチベになり、書くスピードが上がります。