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廃れた世界の魔石取扱人  作者: 八咫
帝国拡大
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小樽{3}


一日後、俺たちの前に全員の抵抗軍が揃った。

俺は自分の身分と計画を話した。

抵抗軍も、【賢老】の爺さんの説得もあって俺のことを信用してくれたみたいだ。

これ以上、打開策がないのも含まれていると思うが……。


「では、散会!!」


合図と共に全員が広がっていった。


「アレッタ殿、抵抗軍隊長【花鳥風弓(かちょうふうきゅう)】だ。よろしく頼む。」


「よろしく」


寄せ集めの抵抗軍だが、【賢老】とこの人は別だ。凛としたたた佇まいの麗人で弓使いだ。


一時間後、ヘカテから連絡が入った。


(爆破に成功したようです。)


計画1、武器庫などの主要個所の爆破。これは抵抗軍の身内に協力してもらった。抵抗軍は身バレしている場合が多いので比較的警戒が薄い身内が爆発物を置いたのだ。


「突撃!!」


計画2、突っ込む。

陽動と言えばそれまでだが集団で突っ込ませることで一人では勝てない人間を潰すことが出来るはずだ。


この隙に俺たちは屋敷に忍び込む。


窓から侵入すると、一人の男が待ち構えていた。

いや、悪魔だろうか?


「よくぞここに来た。我が相手をしてやろう。」


「はは、潰してやるよ。」


八咫烏と俺、更には白狐までが武器を構えた。


「行くぞ」


同時刻、突撃した場所でも戦いが勃発していた、


【花鳥風弓】いや、白穂は抵抗軍大将である。アレッタも言っていたように彼女と他とは格が違う。

彼女は天性の際を持つ弓使いであり。自然を愛する召喚者でもある。


【梅花】


睡眠効果を指そう梅の幻覚を出現させ、敵を翻弄する。


「おいおい、こりゃどういうことだ?」


向こうの幹部のうちの一人、【炎纏】が出てきた。アレッタと会った少女が対峙していた男だ。


「あれは私が相手をする。水翠、みんなを指揮して。」


「了解です。」


「ほぉ、ねえちゃん一人でねぇ。良いぜ相手になってやるよ。」


副官に指揮を任せると次の瞬間、矢を放っていた。


寸分たがわず男の額を狙うがよけられてしまう。


【猪鹿蝶】


白穂は自らの周りに獣を召喚しそれぞれに役割を与える。


【炎弾】


【水刃】


カーブ性の弾が飛んでくるが、いつの間にか横についている副官が切り捨てた。


「助かったわ。」


「当然のことをしたまでです。」


良くも悪くも白穂一強でこの状態にまで行くことが出来ていることを分かっている副官は白穂

に変わり戦術を組み立てていく。


(そこ背後取れる?と言うか行って。そこは……おとりを出してから逆の横からせめて。)


所々で瓦礫が崩れ、絶えず地形が変わっていくこの戦場で的確に判断をこなしていく。


この世界では圧倒的な個が勝つ。しかし、一歩か、二歩ぐらいしか変わらないとしたら当然勝率は数が多い方に傾く。


(そこ。合わせて)


【複合魔法:春夏秋冬】


4種の魔法が折り重なって相手に降り注いだ。


過度な温度の変化に倒れる者が現れた。


(今よ。畳みかけて。)


「「了解」」


「ハハ、これやばそうだなぁ」


「その割には余裕そうじゃないか……。」


「当たり前だ。お前さ倒せば俺は逃げ切ることが出来るからな。」


「そうか?私を倒しても逃げることはできないと思うけどな。」


「どういうことだ?」


「【ヴァセロ帝国】名誉公爵アレッタ様 別名【弓神の申し子】様がここに来ている。」


「弓神の申し子?誰だそれ?」


「世界で一番弓がうまい人間だよ。」


「はぁ!?弓だけで何が出来……」


会話で気を引いた瞬間白穂は背後に回り弓を構えていた。


【鮫喰い】


白穂が放った矢から鮫が現れ内側から男を食い尽くしていった。


ほぼ同時に建物の制圧が終わる。


残りの敵幹部は爆発で殺したので残りは根幹にかかわる人物だけだ。





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物凄くモチベになり、書くスピードが上がります。

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