蓮のいない日常
1。前々から書きたかった幕間です。おそらくいつもの一節ぐらいは合わせてある。結構自信作です。
今日中に10話は難しいかも。6話は確定で出します。
ツイッター始めました。更新状況などもあるので良ければ見てくださるとうれしいです。
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俺の名前は裕也。蓮が居なくなってから何日かった。
最初のうちは呆然と過ごしていたがこのままじゃ廃人になってしまうと思い、周りの整備などを始めた。
【押圧】
俺の役目は廃材を潰していたにすることだ。そろそろ今日のノルマが終わるから紹介していこう。
まず布で覆われた屋台のところに行く。確か奏音はここで働いていたはずだ。
「入るぞ。」
「ああ、って裕也じゃないか。どうしたんだ?」
「いや。仕事が早く終わったからみんなが何やっているか気になってな。」
「ああ、なるほどね。僕の仕事は怪我人のための薬を作ることだよ。ここのテントの中にいる人は怪我人以外は全員医療関係のスキルを持っている人だから。」
「なるほどな。」
俺と奏音が話していると誰かが転がり込んできた。
「助けてくれ!!、ゴブリンが大量に出た。怪我をしたやつもたくさんいるんだ。」
「「「!!」」」
奏音がすぐに支持を出し始めた。
「裕也を同行させますので治療班は直ぐに現場に向かってください。他の人たちはここで待機と戦える人に連絡してください。僕もすぐに向かいます。」
「「「了解」」」
「すぐに行くよ。もちろん来てくれるよね。」
「ああ、行くぜ。」
実質的にここら辺の危機でもあるからな。
転がり込んできた男についていくとあちこちでゴブリンの姿が見えた。
「多くないか?」
「これはまずいかもしれないね。」
【重力】
取りあえずゴブリン達を弱体化させる。
そして、危なそうなやつを見かけたらすぐに潰して回った。ちなみに俺の武器は拳だ。正確にはナックルと言った方が良いか。
ゴブリンの頭を右手で掴み、そのまま顔面にパンチをお見舞いする。その最中で襲ってきたやつもいたが足で蹴り上げることで対処した。
「裕也右の方に上位種がいる。向かって」
「おうよ」
ボブゴブリンか。
【加速】
圧力の力を使い一気に加速する。
最高速度で迫った俺の一撃に奴は避けることが出来ずに吹き飛んだ。
【力場】
先ほどよりもさらに重くさせる。その反面俺のことは軽くした。
重力を六分の一にして奴らの真上に飛び重力を戻して一気に畳みかける。
ボブの集団を倒し終わった後でそいつは現れた。
【小鬼英雄】
それはゴブリンという弱小種族に沸いた英雄。自分以上の格上の相手とも平気で退治しそれを喰らっていく怪物のことを言う。
こいつの怖いところは一見普通のゴブリンにしか見えないのだ。よってこの場合……。
空気を切り裂き拳が迫った。
寸でのところで躱したが風圧は殺しきれず頬に傷がついた。
「おいおい。バケモンじゃねえか。」
裕也は英雄を敵と認識した。すぐに加速し潰すために動く。しかし、
【切り返し】
英雄は少しも動じることがなく腰に差してあった剣を抜き構えた。
「まさか、この速度を追えてるってか?」
英雄の周りをまわる裕也であったが内心驚きを隠せないでいた。
周りのゴブリンが近づいてくる音が聞こえた裕也は先に仕掛けた。
低姿勢からの上段蹴り。更には目にもとまらぬ速さの打撃が連続襲う。英雄は必死に受け流すが徐々に受け流せなくなってきた。
これはいける。裕也がそう思った時異変が起こった。
【災厄の行進】
突如周りのゴブリン達が進化したのだ。それもあってはいけないはずの英雄に変わっていく。
そんな中。最初の英雄は落ち着いてい。攻撃が止むのを知り、すぐに離脱する。周りの者に自分を守らせて変化の儀式に備えたのだ。
「みんなすぐに殺すんだ。そいつらは学習する、一体でも逃すと脅威度は飛躍的に上がるぞ。」
奏音が支持を出しみんながそれに従う。
その場で最年少が一番落ち着いているその場所は旧世界の者かすると異質なものに感じただろう。
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