時には王自身が行かなくてはならないときもある。
次の土曜日は連続投稿です。多分10ぐらい書く。
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機械音痴過ぎて機能がよくわからん(T_T)/~~~。
俺らがそこについたとき、すでに戦いは終わっていた。
「大丈夫そうですね。」
「ですわ」
そこには仲良く笑い合っている長ともう一人の姿があった。
「あ、サラ様とアルゲン殿。そちらは大丈夫でしたか?」
「ああ、大丈夫だが……。何があった?」
俺がそういうと長が困ったように言った。
「いやはや、気配を感じて飛び立ち、戦っていたのは良いのですが、まさか無関係の人間だったとは……。」
「は?」
「結果的に引き分けに終わったのでいいことにしましょう。本人も納得していますし。後、私たちの町に入ってくれるそうですよ。」
「ならいいが……。」
無関係な人間襲うなよ。しかし、相当強いな長ももう一人も。
改めて周りを見渡してみると、そこには無数の切り刻まれた跡があった。
凄いなこれは……。
「この方が入ってくれるならよりこの町は安全になりますね。」
「そうね。予想より上の力だけど頼もしいわ」
鎌を持っている人、長、サラ、老人。無敵じゃないか?
まぁ、サラ一人だけでも強いけどな。
「そういえば、翁殿の腕はどうするのですか?回復薬を売りますよ。」
「大丈夫。私が何とかするわ。せっかくだから見ていく?」
どういうことだろうか?
しばらく歩いたのち人気のなさそうな所でサラは止まった。
「翁、良いわね?」
「勿論です」
老人の名は翁で決まったのかよ……。
老人がサラの足元に跪く。
【神霊血】
サラの指先から一滴の血が落ちて翁にかかる。すると、突然翁の腕が生えてきた。
長ともう一人は見ていられなくなったのかうつむいている。そりゃそうだろう。誰が腕が生えるところを見たいと思うんだよ……。
腕が生え終わりサラが動き出したので聞いてみることにした。
「さっきのって【吸血鬼化】か?」
「ん~、それよりも上ね。ちゃんとした儀式を行わないといけないから。」
「そうなのか……。」
今でも十分強いのに肉体性能まで上がるのかよ。
「そういえば、寿命ってどうなるのですか。」
俺の何気ない質問に帰って来たのは驚きの答えだった。
「無限よ、私もそうだし、【神霊血】で眷属にした子もね。流石に不死身ではないけれど。
ヤバいって。世界が変わったとき種族が変わったって人も結構いるらしいがその中でも別格じゃないか……。
その後、街の取り決めなどが行われた。自衛のための武器を売ることが俺の仕事だったがそれは割愛させてもらおう。
とても儲かったとだけ言っておく。
町を出て山の中に入っていく。要件はもちろんあいつらのことだ。
「アバダケダブラ」
俺が合言葉を言うと基地が現れた。これも魔石を交換して手に入れたものだ。ちなみにものすごくコストがかかる。
Bランクが10っ個分くらいだろうか。喰種をすべて使い切ってしまった。
それはともかく中に入っていく。そこには結界が破られて驚いている三人組の姿があった。
「賊には入られていないようだな。来たぞ。」
「は、はい。」
ん、相当てんぱっているようだな、これからもっと驚かすけど大丈夫だろうか?
【変身解除】
「説明は面倒くさいから省くがこれが俺の本当の姿だ。」
案の定てんぱり具合が増した、が少し待っていると落ち着いたようで椅子に座っている。
「あ、あんたのことはなんと呼べばいいんだ?」
「あー、リーダーの方がいいかな。」
「分かった。それで、俺たちはどうなるんだ?」
どうやらさっきまでの焦りの理由が分かった。これから何が起こるかわからなくて心配だったようだ。
「別に何もしないぞ。ここは貸しておくし、幸いにしてお前たちの顔はばれていないから町にも行ける。」
「そうなのか……。」
「まぁ、これから北海道に行くがその時に手伝ってもらうだけだな。今後もそのようなことがあると思うぞ。」
「へ~、って北海道?」
「ああ北海道だ。三日後には出発するそうだ。急いでいかなくてはな。準備をしておいてくれ。」
「は、はい。」
先ほどフィロから連絡が来た。その中に戦闘員を作っておけってのがあったからこれで良いのだろう。サラはここの防衛で行かないらしいけど、蟲人たちは行くらしい。
蟲人というのは初めて聞いたが相当強い種族らしい。楽しみだ。
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