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廃れた世界の魔石取扱人  作者: 八咫
帝国拡大
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血が出ない町{2}

久しぶりの連続投稿。(日をまたいでの)

 

「やったか?」


 フラグっぽいことを言いながら白狐に駆け寄る。


「はい!!」


 狐姿に戻り、肩に乗った白狐はすぐに寝てしまった。


 取り合えず魔石を回収するか……。


 Bランクの魔石……、久しぶりだ。


 そろそろ魔石も消費するかな。


 ヌシを倒してから数日、周りの魔物もあらかた倒しきったときフィロから連絡が来た。サラの事を別人として手助けろというもの。

 なぜ別人としてなのかは分からないが、従うとしよう。


【変身『アルゲン』】


 久しぶりの体だな。アウムをモチーフとした体だ。モチーフとしては武器商人を演じることにしている。


 サラが支配する予定の町は、あの階級社会をそのまま表したかのような町だ。


<ここで、あの後町で何があったのかを教えましょう。>


(頼む)


<あの後、住民対自称上級国民の戦いは住民側が勝ちました。>


(意外だな。状況から考えても上級国民の方がスキル的に強いはずだが……。)


<いずれ領土になるときの可能性を考えて【庭園】が介入したそうです。私たちが戦っている裏で【宮廷執事】と呼ばれるものが殲滅したそうですよ。>


(なるほど……。しかし、また【宮廷】か……。)


<【宮廷】とつく者は例外なくユニークの中でも上位に存在します。宮廷(ロイヤル)ですから。>


(無理やりすぎないか?)


<……話を戻しましょう。その後住民たちは上級国民をいったん、作った牢屋に入れた後、自分たちで政治を始めました。今からは帝国へ加入するかの確認ですね。>


(確認?)


<入らなかったら、犯意アリとみなして戦争が始まるので拒否するという選択肢は最初からありませんがね。>


(意味ないじゃん)


<形式のようなものなので仕方がありません。それが終わったらそれぞれの政治についての話ですね。>


(なるほど……。疲れそうだ。)


<ついでですし、この際色々報告しますね。>


(おお……。)


<世界情勢については変化があったのだけ教えます。>


<まず、一番動きがあったのが中東です。内戦が終わり三つの国に分かれました。>


(あれだけの国が三つにまとまったのか……。)


<さらに、その三つの国は同盟を組んでいるらしくそこで争うことはないと思われます。>


(いいことなのか?)


<魔物が多いうちは良いですが……。>


(だよなぁ)


 三国志は三権分立だったか……。違いはあるが似ているな。


<次に中国です。魔物が一向に減らず。まさかのモンゴルからの攻撃も加え、更に人口が減っています。モンゴルは騎馬戦を得意としているため対人に強いです。万里の長城を拠点とし着々と侵攻しています。>


(それだとヴィセロ帝国と当たるな。)


<どうなるでしょうね。>


<次行きます。 アフリカはとてもまともです。国とかはないのですが、部族同士の争いもなくまとまってすごしています。以前言った【獅子王】ですが。強者を集めて【獣王騎士団】というものを作り上げています。>


 凄いな……。


<最後にヨーロッパです。あまり変わりは無いですが。実力者の事だけ教えておきます。>


【太陽司】 現在バチカンの頂点にいるといわれている。者です。読み方はわかりません。


【宮廷騎士】 脳筋タイプの化け物です。【太陽司】の護衛です。


【宮廷暗殺者】 対人特化のこれまた化け物です。


(おい、ちょっと待て。)


<何でしょうか?>


(何で、そんな暗殺者のことがわかるんだよ!?【宮廷】クラスの暗殺者のことをなぜ知っているんだ?)


<忘れたのですか?私は紙と文字があればそこから情報を取ることが出来るのです。>


(あ……。お前が一番化け物のような気がしてきたんだが……。)


<心外です。それよりも続けますよ。>


【異端審問官】 中世の恐怖の代名詞。レジェンドの中では最上位の強さを持つ。何人かいる。その中でもジュジュマンという男がリーダー。


【戦闘冥土】 戦えるメイド。数多くの魔物を冥土に送ったとか、送ってないとか……。


【聖騎士】パラ・ティツィア バチカンには所属していない。


【聖骸布】シュラウド 自らが骨となってしまった人間。異端審問官とやり合っている。


【骨の使徒】 名はアポストル シュラウドの相棒。


隠獄の魔女(ヘル)】  シュラウドとアポストルの仲間。


 これが主な者達です。>



(ヘルってフェンリルと関係があるのか?)


<知りません。>


(そうか……。)


 北欧神話においてヘルはフェンリルと兄弟だが……。気にしない方が心臓の負担が無くなるからいっか。


(流石はヨーロッパ。多いな。)


<判明しているだけでこれですから……。ってマスター見えてきましたよ。>


(おお)


 そこには依然と変わらぬ姿の町があった。





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