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廃れた世界の魔石取扱人  作者: 八咫
青森
33/110

山賊{3}

評価ありがとうございます。感謝感激雨あられでございます。

 


 そこから何日かはメンバーの一部が気分が悪くなったり風邪になったりして何もしない日々が過ぎていった。


「暇だー--。」


 やることがない、面白いことでもないかな。


<マスターそれでしたら溜まっていた報告がたくさんあるので聞いてください。>


(は、はい。)


<まずは青森のことに関してです。

 実は青森は日本で最も今回の災害による被害が少なかったと言えます。その理由は二つあるのですが。

 一つ目は災害が起きて三日後には独自の政権が出来ていたことです。【吸血姫】と呼ばれる女子による絶対政権が築かれました。彼女は圧倒的な力、そして頭を持ち、混乱を納めて町の仕組みを作りました。その統治力は凄かっ反対組織は出なかったそうです。>


 えぐ。そんなことをできる人物がいるのかよ。あってみたいな。いや会えるかもしれないのか。


<二つ目の理由は純粋に強い人がたくさんいるからです。魔物関係は大体そういう人たちが独自にやってくれているので問題がないんですね。例えば。


【吸血姫】率いる【血鬼隊】

【神の左手を持つ男】

【伊達】率いる【新白虎隊】

【刀鬼】

【剣豪連合】


 です。>


 ……多くないか。個人的に気になるのは【刀鬼】かな。他の地域で有名なのはあるのか?


<調べていないのでわからないのですが、唯一知っているものは【巨氷狼】とその【守り人】たちですね。元自衛隊員で関東圏を守っているそうです。相当有名ですね。>


 そうなのか。名前からしてやばそうだけどな。


<その他の情報です。【陰陽師】を開いてください。>


 お、おう


 って使えるようになっているだと……。


<はい八咫烏がそのスキルの容量を喰っていたそうで解放されました。それと八咫烏は生きているそうですよ>


(え!?)


 ま、それなら安心だ。他の権能は……。


(なんだこの性能。ぶっ壊れてないか、この性能。)


<流石は八咫烏級ですね。……八咫烏には確実に劣りますが。>


 八咫烏規格外すぎないか?


<本当です。>


 さてスキルの詳細は【十二天将】、神に匹敵するといわれるこいつらを武器化か……。とりあえず一個使ってみよう。


大裳(たいも)


 そこに現れるは一筆の(ふで)

 全てが黒に染まったその筆は天に使えるものが使うものとしての威厳を漂わせていた。

 この筆にはいくつかの権能があるがその中でも象徴的なものそれは、


【筆は剣よりも強し】


 である。ペンも筆も同じだろということで生み出された権能だが、その効果は相手が剣を使ってくる場合のみ異様なほどの力が上昇されるというものである。



 っ強、剣相手ならほとんど勝ちじゃないか。やばいものを手にしてしまったな。

 そして次に【魔符(まふ)】か。以前は説明欄にもなかったが……、なになに魔力をためておくことが出来るのか、寝る前に使うことにしよう。

 って魔力をためることが出来るだとこれなら上位魔法も使えるのでは?夢が広がるな。


 そして最後は召喚か、一回だけ使えるようだ、使ってるとしよう。


<マスター本当にいいんですか?>


(いい)

 後悔

 大体俺はゲームのガチャはすぐにやってしまう派なのだ。結構後悔することもあるが別にいいだろう。


【召喚】


 相変わらず無駄にかっこいい演出が来てから、現れたのは


 白き狐だった。


 狐は自分が召喚されたのがわかったのか飛び起きると慌てて自己紹介をした。


「初めましてご主人様。僕の種族名は白狐。よろしくね。」


「お、おう」


<白狐ですか、稲荷で有名な神の眷属ですね。>


(そうなのか……)


「ご主人様さっそくで悪いんだけど名前つけてもらえる?」


 おっとデジャブが……。ま、いっか。

 名前かー-。


<マスター、名前を付けるのは今の段階では危険な行為なのでやめてください。いずれつけましょう。>


(わかった)


「ごめんな、いい名前が見つからないから次の時でいいか?」


 それを聞くと狐は少し落ち込んだ顔になったがまた明るさを取り戻した。


「うん、その代わり肩に乗れる権利をもらって良い?」


 それくらいならいいか。


「いいよ。それと君は何が出来るんだい?」


「変身かな。」


 白狐はそう言うと同時に鳳の姿に変身した。そして自ら炎を出しその中で舞始めたのだ。


「きれいだな」


 自分でどんな感じか見たことなかったけどこれはすごい。


「どう」


 どうでもいいことを考えていると白狐が方に乗って来た。


 あれ?鳳はまだいるが……、


「あれは僕の分身体本体の力の8割しか出せないけどね。本体はご主人様と同じ力だよ。写せるのはエキストラまでだけどね」


 やばいめっちゃ有能なの来た。


「白狐、その分身体を長野のところまで持っていってそこで魔物討伐の仕事をさせることが出来るか?」


「できるけど……」


「ぜひ頼む。それと……」


「任せて!」


 良し、後は報告を待つだけかな。


 スキル確認を終わったとき皇が近づいてきた。


「おーい、トランプやるぞ。スキルありでな」


「トランプか、良いな!」


 スキルありトランプ、一波乱ありそうだ。


 その時誰も気づいていなかった彼女の言った一言を。


「やっぱり八咫烏お兄ちゃんの言うとおりだったな。」


 彼女は嬉しそうにそう言った。


広告の下から評価お願いします。次はトランプ合戦。地域によって多少ルールが異なるのでそこはご了承ください。

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