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廃れた世界の魔石取扱人  作者: 八咫
青森
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湿地の村巡り。{6}

作者 やっと見つけたぞ大罪どもが変になってしまった理由が。おい、天の声何やってくれてんだ。


天の声 《ばれてしまいましたね。しかし、必ずしもこの子たちが悪役である必要はないのかと考えてましたので。》


作者  それはそうだが勝手に設定を変えるな、さもないと実力行使に出るぞ。


天の声 《やってみなさい、迎え撃ちますわ》


作者 【ペンは剣よりも強し】だ。書き換えてやる。


天の声 《ペン使ってないでしょうが、……【天の声の反射】》


作者 な...なんで...作者の...じぶぅ...んが...負けるんだ... 視界が...ぼや...けてきた...



その後も大変だった、一人ずつの改善点を教えて中衛の役割も教えた。口調を維持するのもきつかった。さて、練習が終わったら本番だな。八咫烏にハニワニを5匹捕獲しておくよう指示しておいた。


「そろそろ出来てきたから、今度は魔物の相手にどんだけやれるか試してもらうぞ。」


いきなりの発言に驚いたようだが、すぐに気持ちを切り替えてくれたようだ。それでよし。


ちょうどその時八咫烏が、特製のひもを使ハニワニを連れてきた。そしてひもを切る。素手で。……なんでだよ。あれ結構頑丈なはずなんだけどな。今更か。


「では、スター―ト」



うんうんできてる出来てる、司令官の子もあちこち移動しながら【秘匿回線】を使って指示しているようだ。他は……、あれはデバフの子か、味方を瞬間的に重くさせて、威力を上げるという技、ちゃんとできているじゃないか。

【以心伝心】の双子はよく動いてるな。8倍の子も筋力をつけたからか、確実にダメージが増えてる。

ハイドは、まじでどこにいるかわからん、あいつには“レジェンド”なんだろといったがあれは嘘だ、確実にユニークである。クラスメイトにも隠しているらしいがな。大方【蜃気楼(ミラージュ)】といったところか、


【真偽判定】


うわ、まじであってた。前に【真偽判定】を自分の言葉に使うという意味わからんことをしていたらなぜかできた。今では重宝している。


<【真偽判定】 ……嘘ですね。使い始めたのさっきじゃないんですか?>


ばれたか。……気を取り直していこう。


その、ハイドだが、まじでわからん。全体に【存在軽薄】をかけていて相手に気づかれにくくしているのはわかるのだが……。って今倒されたな。陰に潜んでいるのか……


後は、特別組だな。


まずは【賢者】だ。ユニークだという彼女のスキルは魔法の混合技が得意である、今は早撃ちの練習をしたりして熟練度をあげている。そんな賢者の戦い方はとても安定していて、一人で一匹を受け持っているのに余裕である。何ならたまに他に支援もできるほどだ。


こんな時だが最近魔法について分かったことがある。

魔法を使うときには何かを消費して使うというものだ、それは感覚的なものとして俺らの中にはあったのだが、それが確定した感じだ。

仮にそれをマナと呼ぼう、その保有量は人それぞれであるが魔法を使えば使うほど増えていくことはわかっている。


<推測なのですが、詳細値は【鑑定】ならわかると思います。>


なるほど、しかし【鑑定】なんて出てこないだろうし、しばらくはまた感覚的なものでやるしかないのか。


おっと話がそれた、今度はもう一人の【偶者】について話そう。

【偶者】の戦い方は賢者とは反対の奇抜な戦い方だ。見かけ倒し、嘘でも何でも使って敵を倒そうとする。しかし、実際はそんなことせずに時間を稼げば勝てたりする。


ちょうどハニワニがミスして転んだ。


【偶者は経験から学ぶ】


同じミスを相手がまたしてしまう技だ、戦いの中で五回しか使えないが、ほんとに使える。今回は、また転んだハニワニの首をそのまま切ったから関係ないが。あの技を自分に欠ければ、過去に自分がすることが出来た技をもう一回するっことが出来るのだ。つまり、実質回数制限なしである。あのスキルで、あのスキルを模倣すればいいのだから。

まさしくチート、それが【偶者】である。


「終わりましたー-、」


賢者と偶者が倒したタイミングで他のも全部倒したようだ。


「良かったな、これでここら辺は安定するだろうよ。」


そろそろ一週間がたつ、行かなくてはならないのだ。帰り支度を済ませて。後はいくだけ、そんな時だった。


<マスター!!>


いつも、敵を知らせる、合図となるヘカテの声を聞いたのは。 


そして、


目の前に見えたのは、【水蛇の給仕(シーサーペント)】の大群だった。



「なんでだよー--」





作者復活、そして本当の戦闘回が次回始まります。

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