転生
これは処女作です。至らぬ点も多々あると思いますが、今後とも宜しくお願いします。
俺は柏木令努、彼女いない歴=年齢、童貞のしがないサラリーマンだ。
いや、だったというべきか。
仕事が終わり、車での帰宅途中、”何か”に衝突しそうになり慌ててハンドルを切った。
何とかよけれたものの車の勢いは止まらずガードレールにぶつかり、車は炎上し、焼け死んだ。おそらくガードレールにぶつかった衝撃で、ガソリンが漏れたのだろう。自分はこれからも特に何も成さず、適当に仕事をし、独り身で生きていくのだと勝手にそう思い込んでいた。だが実際はあまりにもあっけなく死んでしまった。
これから自分はどうなるのだろうか、、、
天国に行けるのだろうか、
とくに悪い行いをしたわけではないが、善い行いをしたわけでもない。
というかなぜ意識があるのだろうか
このようなことを考えていると、
「レイド、、、レイド、、、」
と、俺の名を呼ぶ声が聞こえてきた。
ふと目を開けてみると、そこには何もない白い部屋に真っ白なワンピースのような服を着ている幼女がいた。
「私は自由神リーベルタース、さっきあなたの車の前に飛び出したのはわたしなの」
つまり俺が車で衝突しそうになったのはこの幼女らしい。
「俺は死んだ、、、のか?」
「ええ、私のせいでね。下界に遊びに行くために転移魔法を使ったのだけれど、位置指定にみすがあったみたいで、、、」
やはり俺は死んだらしい。まあ、両親もすでに他界しているし、恋人や妻もいない。心残りがあるとすれば、毎日少しずつ進めていたゲームがラスボス一歩手前だったということくらいだ。
「本当は元の世界に戻してあげたいんだけど、私はあの世界の管理者ではないから戻せないの。代わりと言っては何だけど、私が管理している世界に転生させるのではダメかしら?もちろん私の加護と何かしらのスキルはつけるわよ?」
この女神さまは異世界に転生させてくれるらしい。ん?というかスキルがある世界なのか?と、いうことは、、、
「もしかしてその世界って、所謂ファンタジーのような世界だったり、、、?」
「ええ、あなたの世界ではそうよばれているわね。でもその分魔物とかもいて、あなたの世界よりもだいぶ危険なのよ。」
やはりか!ゲームやラノベが唯一の趣味だった俺からすると、その世界に行けるなんて夢のようだ!
しかもチート付きなんて!これは行かないという選択肢が見当たらないほどだ。
「おねがいします!行かせてください!」
俺は土下座絵をする勢いで頼み込んだ。
「そう言ってくれるとありがたいわ。じゃあさっそくスキルを渡すわね。」
と、女神が言い終わったあと何かをつぶやいた。すると、多くの魔法陣のようなものが女神の足元に現れたと同時にまばゆい光があふれだした。その光が収まると、何か力が溢れ出てくるような感覚を覚えた。
「これであなたに合ったスキルが宿ったはずよ。この私が直々に渡したスキルだから強力なスキルになっているはず。ステータスを見ることができるスキルも同時に付与したから向こうに行ったら確認してみて。頭の中でステータスを開こうと考えれば開くはずよ」
「いろいろとありがとうございます。ところで俺以外にもその世界に行った人はいるんですか?」
「わたしが送った人はいないわ。けれど召喚魔法を用いて多くの人を生贄にすれば、できなくはないわね。あとは行ってみたらわかると思うわ。」
「わかりました」
「では、いってらっしゃい。剣と魔法の世界エクセレティコへ」
「はい!!」
こうして俺の意識は暗転した、、、
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≪ステータス≫
種族:人間(27)
名前:柏木令努
状態:死亡
Lv.0
HP 10
MP 0
STR 10
VIT 10
DEX 5
INT 200
MND 150
AGI 10
LUK 5
*ユニークスキル*
万里一空
ステータス閲覧
*アクティブスキル*
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*パッシブスキル*
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・称号
自由神の加護
今回は、初めてということもあって、とても短くなってしまいました。次回からは、長めになる、、、はずです。