あの声で蜥蜴食らうか時鳥
外見とはその人の一番外側の中身なので、
見た目もまたその人の中身と言えると思います。
ずぼらな人とか堪え性の無い人とか見た目に出ますしね。
見た目を気にしないのも自由なのですが、
他人からの印象というものの大半は見た目で決まります。
これは学生や社会人、いえ…誰でもそう思うでしょう。
僕は立場的に新卒や学生を面接する機会が沢山ありました。
その短い時間で得る判断材料の半分以上を、
見た目が占めていると言っても過言ではありません。
※僕が言う「見た目」とは「態度や仕草、言葉遣い」なども含みます。
しかし、所詮は見た目だけの判断……読み違える事もあります。
実際に採用してみると酷いものだったりもしました。
ま、それはごく一部なのですが、僕は見た目に騙されたという事ですね。
相手は新卒や学生なので実績での判断が出来ず、
ポテンシャルの高さくらいしか判断材料が無いのですが、
そこそこの会社に来る人はそこそこの学歴なので、
ほとんど似たようなものなのですよ。
よって判断基準は「見た目」に依存しやすいのです。
以前、テレビ番組で見た目で採用確率は変わるのか?
という疑問を試しているのがありましたね。
その番組の結果は9割以上が見た目に依存している結果が出てましたが、
流石にそれはテレビの演出に近いものを感じますが、
9割とは言いませんが、人は「見た目」で判断するのも事実です。
なので、僕は言いたいです。
ほんの少しでいいんですよ。
単に背格好にあったサイズの服を着て、清潔にしているだけでいいんです。
派手な化粧やら何やらは必要ありません。
むしろそれはマイナスになる事の方が多いです。
後は常識ある言葉遣いをし、背筋を正していれば完璧です。
人生を損したくなければ、
少しだけでもいいので「見た目」も気にしてはいかがでしょう?
案外、世界が変わると思いますよ。
「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」とは、
榎本其角の俳句の一節ですが、綺麗な声で鳴く時鳥も蜥蜴を食べる事から、
人は見かけによらないという意味があります。