最低評価の初クエスト!!
この物語は最低評価と呼ばれた一人のプレイヤーが仲間を集い激震する物語…
俺、シズルは今月明かりの森にいるが
「ここどこ?」
絶賛迷子中です。
というのもここ月明かりの森は夜のみ進むことのできる特殊マップでマップ機能がつかえず月明かりを頼りに進まないと迷ってしまうのだが、覚えたてほやほやの”妖力開放”を使い解除を忘れそのまま突っ込んでしまったことにより月明かりを見失ってしまったのである
「くっそ、まさか解除がもう一度発動だなんて、にしてもここ本当どこだよ」
月明かりから離れるとあたりが見えなくなるのだが【妖魔スキル】の特殊効果により多少なりとも見えてはいる
「うぅん、残りHP,MPないけどやるっきゃないか…”妖力開放”!!」
【妖力開放】HP,MPを消費しステータスと身体能力を倍加する【妖狐専用スキル】の1つ目文字道理身体能力を倍加するため今の状況かでは、この身体能力倍加による視力、聴力の倍加が目的だ
「おぉ!!みえる!それに向こうから人の声が!!よっし行ってみっか!」
今の倍加が何倍なのかはわからない、だが一つだけ言えることそれは
「なぜこうなった…」
「知らないですよ!HP2の瀕死さんが突っ込んできたからじゃないですか!?」
まだまだ練習が必要だとゆうこと、それと”すべてのステータスと身体能力が倍加する”とゆうことの恐ろしさを懸念したことだった。能力を上げた俺は声のするほうに走り、途中にあった村を通り過ぎ、そのままその先にあったとゆうかいた、ゴブリンキャンプにポップしたゴブリンキングに思いっきり体当たりをかましてしまい、キャンプ内のゴブリンのヘイトが全部お礼向かってきた、そして体当たりしたことにより俺は瀕死状態に、ゴブリンキャンプでレベル上げをしていたプレイヤーが、俺のとばっちりを受けキャンプ内のゴブリンが俺らもろとも囲まれてしまったのだ。
「瀕死さんはこの状況どうにかできますか?」
俺のとばっちりを受けたウンディーネさんは不安そうに聞いてきた
「うぅん、HPとMPがあれば一瞬なんですけどね」
「ここまで来るのにそんなボロボロになってる人が言えるセリフですか?それにあなたは【妖狐】ですよ?信じれるとでも?」
まあぁそうだよな、【妖狐】のスキルは一般的に公開されていない、それゆえ【妖魔スキル】の効果などを知らないのも、俺のHP,MPをみて、『ここまで来るのにボロボロになった』と思うしかないのもうなずける
「まぁ、信じてくれなければそれでもいいです。でも、そんなことで言い争っている場合ですか?」
嘘ではない、事実、囲んでいるゴブリンはじりじりと俺らに迫ってきている
「はぁ、わかりました。そこまでゆうなら噂の【妖魔スキル】、その実力見せてください!!”リレット”!!後、”天使の涙”」
ウンディーネさんが2種の魔法を唱えた、すると俺のHP、MPが全回復した。流石サポートのウンディーネだ
「ありがとう!!”妖力開放”!!」
俺は”妖力開放”により周囲動きが遅くなり、俺は”妖力開放”が発動したことを確認してボロボロになった剣で次々とゴブリンを倒していった1体、また1体と薙ぎ払っていった
「なにこれ…動きが見えない…!!」
このゲームで群れとの戦いでは気をつけなければならないことがある。群れとの戦いでは数分に一度敵がポップし続ける、これを逆手に取ったレベル上げ法もあるくらい有名な仕様だ。だが今の状況はそんなに時間をかける暇がないなので早く仕留めきる必要があった
「ラストじゃーーー!!」
そして俺はすべてのゴブリンを討伐した
【クエストクリア:報酬、2,000ガル、ショートソード、なめし皮5個】
【レベルアップ:スキル”妖化””妖影”をアンロックしました】
「新スキルか、またレベ上げついでに練習しないとなぁ」
「ちょ、ちょっとまって!!」
俺がぼやいていると、ウンディーネさんに呼ばれた
「なんです?ウンディーネさん、まさかチートだとか言わないですよね」
「そうじゃないわ!なんなのあれ!?あんたほんとに【妖狐】なの!?そのレベルでその強さ!そんな規格外なのが評価Cなわけないじゃない!!どうなっているの!?」
まぁ確かに自分でも【妖狐】が評価Cなのが分からなくなってきた
「確かに規格外ですが確かに俺は最低評価【妖狐】ですよウンディーネさん」
「…わかった、私あなたについていく!そして最低評価の由来突き止めるわ!!」
「え?俺の決定権は??」
そんなこんなで俺の仲間にウンディーネさんことキョーカさんが加わった
「え?これまじ??」
「これが最低評価の理由の一つかしら」
俺らはまだ、最低評価の本当の意味を知らな過ぎたのだった