最低評価と月下の番人!
『それで?結局聞かずにいたと?』
「はい」
『でも、玉藻が綺麗だったからいいかなぁ。って思ってたと?』
「面目ない」
俺は玉藻と別れて放心状態のところを伊邪那美に見つかり説教を受けているところだ(日本を作ったとせれている神からの説教とか、ゲームならでわの体験だな)
【メッセージを受信しました】
なんてやっていると、メッセージが届いた。差出人はルウだった。その内容は
【久しぶりです。今日はシズルに頼みがあってメッセしたですよ。とりあえず。うちのギルド拠点に来て呉れです。話はそこからです。場所はオーガの郷の入り口付近ですよ。来てくれるの待ってるですよ。追伸:ちっこいのと、バインな人も一緒に連れてきてもいいです】
話?何だろう。とゆうか、ちっこいのてのは玉藻だとして、キョーカさんをバインな人ってのは。
『行くのだろ?なら、ここの宣伝もしっかり頼むぞ!』
「おう!任せとけって!おいキョーカさん!玉藻!クエスト行くぞ!!」
そうして俺たちはオーガの郷へと足を運んだ
「ここがオーガの郷。またの名を【ヴェルガーナ火山麓】ここでいいんだよな」
「つかれたぁ。それで?依頼主はどこにいんのよ」
すると入り口の向こうから見覚えのある少女が走ってきた
「来てくれたですか。ではこっちです」
そして俺たちは郷の中の酒場につれてこられた
「ここが私たち【月下の番人】のギルドハウスです」
【月下の番人】…ルウ曰くプレイヤーキラーなどの悪質プレイヤーに制裁を与えるギルドらしく調べたところ純粋なプレイヤーなどからの評価は厚く中でもギルドリーダーの”テナさん”に逆らうプレイヤーはいないとか
「とりあえず入るか」
「らっしゃい!おぉ、あんたたちかい!ルウが言ってたのは」
酒場に入るやいなや気前のいい声が聞こえた
「こっちきな。今回のクエストに行くやつらが待ってるよ。」
そう言って2階席についていった
「それじゃあ、自己紹介といこうか。私は”テナ”見ての通りオーガだよ」
「”ルウシャ”です。ヒューマンです」
「”キョーカ”って言います。種族はウンディーネです」
「”キッド”ってんだ。よろしくな。ルウちゃんと同じヒューマンだ」
「”ライカ”よ、キッドとパーティ組んでるの。エルフよ」
「…”ダイナ”…ヒューマン…」
「”シズル”だ!妖狐だけどよろしく!」
ドスンッ!!
俺があいさつし多と同時にダイナさんが勢いよくテーブルをたたいた
「テナさん、俺はこのクエスト降りるぜ。いくらあんたからの頼みとはいえ妖狐なんかとつるんでたまるか!」
そう言ってダイナさんが店から出ようとした瞬間
「キッド」
「あいよ!この貸はクエスト後の打ち上げで!」
キッドさんがそうゆうと目の前から消えて、気が付くとダイナさんと一緒にテーブルの前にいた
「ちっ!逃がさねぇてか」
「ルウ。今のなんだ?」
俺はこっそりルウに聞いてみた
「あれは神具ですよ。キッドさんはヒューマンランク3位の方ですよ。ちなみに神具に名は”ヴィシュヌの足”能力は瞬間移動です」
ヴィシュヌ。インド神話の神で世界を3歩で歩くといわれている。おそらくそこを模して造られたのだろう。
「ダイナ!あんた私がそういうの嫌いって知ってんだろ!それにこの子たちを連れてきたのはルウだ!この子の人を見る目をバカにしようってのかい!」
ものすごい迫力でダイナをしかりつけるテナさん。逆らうプレイヤーがいないってのも納得だ
「ちっ、わぁったよ。クエストには参加する。だがなそこの妖狐!てめぇとなれ合う気は一切ねぇからな!」
そう言ってダイナは席に着いた
「悪かったね。嫌な思いしたかい?」
「いや、大丈夫。話進めてくれ」
「そうかい?あんたいい子だね。うちのルウが見込んだだけはあるね!」
そう言ってテナさんは二カッと笑ってクエストの説明を始めた
「今回の依頼はここから西に進んだところにある【グライナ砂漠】のピラミッドを根城にしている奴らの精圧。どこからか神具を入手したらしく、神具の力を試したいのか悪さばっかりしてるみたいでね。人数は大体4人らしいいくら悪ガキだからって相手は神具を持ってる能力も分かってないから警戒しつつ、警戒を怠らないこと。キッド、ライカは私と敵のかく乱。残りは裏から本陣をたたいてもらう。なんか質問は?」
みなに目くばせし
「作戦開始は今夜いいかい?それまでしっかり準備しとくんだよ!じゃあ、夜まで自由行動だ!」
「テナさんすごかったね!シズル」
「そうだな」
街を歩くのはなんだってことでテナさんの酒場の個室を借りて休んでいた。すると
「シズルちょっといいですか?」
そういってルウが入ってきた
「どうしたんだ?」
「いや、あのちびっこがいないなって」
「あぁ。玉藻な、あいつならここだ」
俺はそう言って妖刀を見せた
「今は寝てんじゃねぇかな。さっきいろいろあったし」
「そう、ならいいです。じゃあ、クエスト頑張ろうです」
そう言ってルウは出て行った。なんだったんだろう。そうしているうちに、夜は更けていった