やれやれ、ギルドに入ったぜ
ようやくギルド編です(* ̄∇ ̄)ノ
ギルドに入ったぜ。木造の机や椅子、柱の並んでいて、成人男性なら100人は余裕な広さだ。
ポツポツと他の冒険者の姿もある。彼らは俺を見るなり鼻で笑ったぜ。
「おいおい、新参かぁ~?」
「迷子かな~? ここは俺らのような冒険者様がいる所だ~。お前のようなひ弱そうなぼっちゃんはお家に帰ってマンマのミルクをギューギューしてな」
ギャハハと笑う冒険者達。やれやれ、とんだ歓迎を受けちまったな。
「おいテメェらぁ! なんて口をききやがんだぁ!」
「この旦那の強さを知って驚いても遅えぜぇ!」
「ほーう! だったら見せてもらおうかぁ!」
「ちょっと止めなさいよ!」
「うるせえぜ嬢ちゃん!」
「やめないか」
「だ、旦那ぁ!?」
やれやれ、まったくやれやれである。
「俺は冒険者の登録に来ただけだ。喧嘩しに来たわけじゃない」
「で、でもよぉ!?」
「冒険者同士揉めても仕方ない。パーティーを組んでクエストに挑むように、俺たちは喧嘩ではなく協力するべきだろう」
「さ、さすがだぜ旦那ぁ! つい頭に血が上っちまったのが恥ずかしいぜぇ!」
「素敵! 抱いて!」
「け、ケッ! 勝手にしな!」
「どうせ俺たちA級冒険者の足元にも及ばねえはずだからなあ!」
グヌヌと唸る冒険者達を尻目に、受け付けへ足を運んだぜ。やれやれ、仲良くしておきたかったんだがな。
「ようこそギルドへ。どのような用件でしょうか?」
受け付けのお姉さんは金髪フワフワヘアーで出るとこ出てる美人だったぜ。こいつは眼福だぜ。
「冒険者として登録したいんだ」
「では、こちらのプレートに触ってください。ステータスが浮かび上がります。それによってランクが決まるんです」
なるほど、A級やらはこうして決めているんだな。
「旦那ならきっとすげえ数値が出るに決まってらあ!」
「どうかなぁ! しょぼい結果にならなきゃいいなぁ!?」
「なんだとテメェらぁ!?」
「やめないか」
「旦那ぁ!?」
やれやれ、と手をプレートに付ける。どうなることやら。
ナロウ SSSSS級冒険者
男 19歳
HP 99999
MP 99999
攻撃力 99999
防御力 99999
すばやさ 99999
かしこさ 99999
運 99999
スキル
全部
「す」
す?
「すげええええええ!!!!!?????」
「な、なんだってんだこのステータスわああ!!!???」
「こんなの見たことないぜえええ!!!???」
「素敵オブ素敵!! 抱いて!!」
「ぬぼおおおおお!!!」
「ひ、ヒイイイイ!!! な、なんて強さだあああ!!!???」
「これほどまでの冒険者はいままで存在しませんでしたよ!? あなたは一体!?」
皆は持て囃すが、俺はやれやれ、とため息をつくのだった。
「これは力を込めても同じ結果なのか?」
「え? そ、それはどういう……」
もう一度、今度は力を込めて試してみる。
ナロウ 神
男 19歳
HP 無限
MP 無限
攻撃力 無限
防御力 無限
すばやさ 無限
かしこさ 無限
運 無限
スキル
無限
一瞬だけだが確認できたぜ。やれやれ、これがチートの力か。
なぜ一瞬かというと、プレートが爆発してしまったからだ。やれやれ、これは弁償だな。
「な、なんだぁ!? 壊れちまったぞおお!?」
「ま、まさか!? 旦那の強さに耐えきれなかったのかあ!?」
「すげえ!! これほどまでに強ええとわあ!!」
「ヒイイイイ!!!」
「あ、あなたは一体!?」
「弁償するぜ。大白金貨100枚でいいかい?」
「そ、そんな大金なんてものじゃない物、貰えませんよ!?」
「旦那、そんな大金を持っていたのかあ!?」
「ますます旦那が遠い存在に感じるぜぇ!!」
「素敵!! 抱いて!!」
「やれやれ、これは俺が神から授かった力に過ぎない。俺自身の力じゃないのさ」
「またまたぁ! 旦那ったら謙遜が過ぎるぜえ!」
「たとえそうだとしても、それは神様すら惚れてしまう旦那が凄いのさぁ!!」
やれやれ、そうだといいんだがね。
「お、俺たちはなんてやべえお方に喧嘩を吹っ掛けちまったんだあああ」
「け、消されちまうよおおお」
遠巻きに見ていたさっきの冒険者達が顔面蒼白になっていた。やれやれ。
「そんなことはしないぜ」
「だ、旦那ぁ」
「さっきも言っただろう。冒険者同士協力すべきだと。きっとお前達の力が必要になる日がくる」
「さすがだぜ旦那ぁ!」
「旦那の優しさが体に染み渡るぜぇ!」
「素敵! 抱いて!」
「ぬぼ」
「あ、あんたの寛大さに心打たれたよ……!」
「俺たちが間違っていた……!」
「歓迎するぜ! このギルドに最強最高の冒険者が来たってな!」
誰かが言うやいなや皆が俺へと集まり胴上げを始めた。
わーい! わーい! わーい! わーい!
やれやれ、とんだデビューを飾っちまったぜ……やれやれだな。
くらくらしながら
そうだ、と思いついたことは
ねこ
みたい